エアコン1台で家中快適なの?
Q エアコン1台で家中快適なの?
A 夏は、無理だと思います。
2階建であれば、1階エアコンの冷気が2階に上昇する事はほとんどありません。
更に冷気は、動きにくい性質があります。下の方に固まって、じっと動かないのが冷気。
サーキュレーターなどで上昇させても、下降するのが冷気です。
2階は、2階エアコンで各部屋を冷やす方がエコだと思います。
更に、1階であっても、エアコンで冷房する部屋と隣の部屋とでは、温度差が生じます。
エアコンが安価になった最近では、各部屋を各エアコンで冷房する方が、
長期的に見てもエコで、生活しやすい環境になると判断しています。
更に、家族であっても温度の感じ方は変わります。
ご主人、奥様、お子様、それぞれ好みの温度設定にする事が、
快適な室内環境に繋がると同時にエコな冷暖房にも繋がると判断しています。
外気温度Max35℃時。
1階のみ冷房、2階で冷房しない場合。
1階26℃設定だと2階で30℃前後まで上昇します。
一般家庭の場合、2階は33℃を超える様です。
冬は、エアコン1台でも家全体に暖気が広がります。
しかし、エアコンで暖房する部屋と暖房しない部屋とでは、温度差が生じます。
更に、ドアを閉めた部屋では温度は下がりますし、暖房する部屋から遠く離れた部屋でも、
温度は下がります。
1階リビングのみ暖房24℃、2階暖房無しの場合。
1階リビング以外の部屋20℃前後
1階リビングから動線で5メートル以上離れた部屋は18℃〜19℃
2階の部屋17℃〜19℃
Air断について
Air断は、あくまでも換気設備に過ぎません。
熱源を持つわけではないので、冷暖房効果は無い事をご理解ください。
冷暖房が不要ではなく、冷暖房費が抑えられる効果があります。
▶Air断九州モデルでは、猛暑2024年6月冷房費ゼロ、7月2442円、8月4665円でした。
エアコンは1階リビングエアコン26℃設定。
連日40℃を超える猛暑8月でも、2階吹き抜け天井部分は、32℃に達したことがありません。
(しかし、各部屋の窓際は32℃を超えます。太陽光が当たる場所など)
2階各部屋のエアコンで調節してください。
(Air断九州モデルでは、断熱材にジェル断を使用しています)
▶極寒北海道では、1月、24時間フル稼働エアコン暖房、展示場モードで、1月31569円。
2月、1日14時間暖房、一般家庭暖房モードで、18822円。近隣と比べても激安価格を達成。
更に、極寒北海道でも、底冷えが発生しません。
極寒北海道では、床暖房が必須と言われるほど、底冷えに悩まされます。
原因は壁、窓から伝わる冷気が、床一面に鎮座する為。
床に鎮座した冷気は、エアコンやファンヒーターで跳ねのける事が出来ません。
理由は、暖気と冷気が反発する為。
Air断は、床に鎮座する冷気を、壁のファンが通気層に吸い出して一掃。
冷気が無くなった床に、暖気が接触して床を暖め、底冷え知らずの環境にします。
近隣で、パネルヒーターや、床暖房が無い家は皆無。
それでも暖かい環境がAir断です。
▶冬季温度目安(Air断愛知モデル)
リビングエアコン暖房23畳用を使用
設定温度24℃
1階リビング24℃前後
1階寝室21℃前後(ドア開放、ドアを閉めると16℃前後)
2階洋室20℃前後(ドア開放、ドアを閉めると16℃前後)
脱衣所18℃前後
浴室16℃前後(リビングから4〜5m離れています)
▶夏季温度目安(Air断愛知モデル)
リビングエアコン冷房23畳用を使用
設定温度26℃
1階リビング26℃前後
1階寝室27℃前後(エアコン無し)
2階洋室 日中最高32℃前後(エアコン無し、外気温40℃を超えると、33℃まで上昇)
夜間は30℃前後
外壁の藻
高気密住宅のデメリット!
外壁の“藻”
高気密住宅は、藻が生えやすい!!!
外壁が、写真のように黒ずむのは、”藻”が原因。
理由は、気密性だと言われます。
外壁は、日没後、放射冷却が発生すると、急速に温度を失います。
この時、気密性が悪いと、室内の熱が外壁に伝わるので、温度が下がりにくい。
反対に、気密性が高いと、室内の熱が逃げにくいので、外壁が急速に温度を下げます。ここに、湿った空気が接触して結露、”藻”が生えるそうです。(エリア差があります)
高気密住宅は、築5年でこの状態、見た目が悪く、塗り替えには200万円前後必要!更に、壁内部でも結露が発生しやすい高気密住宅!
気密性を高める事は、結露リスクも高まります。
しかしAir断の場合、気密性をどれだけ高めても、独自の対流システムが、外壁の温度低下を抑制。藻が生えにくく、5年経ったAir断北海道でも御覧の通り綺麗な状態・・・。
建てるなら、Air断をどうぞ!
Air断除湿基礎に関して!
Air断除湿基礎に関して!
Air断除湿基礎は、基礎部分に専用トラップを取り付ける事で、夏の湿度を低下させます。このトラップが無ければ、床下に結露が発生し、室内湿度が高まり、蒸し暑さが増します。さらに湿度が高まる事で、環境が悪化。
カビが生えたり、木材が腐食したり!家の耐震性を下げる事にもつながると言われています。
しかし、それが本当なのか?
Air断モデルで、最も湿度が高いAir断大阪モデルで検証しました。
Air断大阪モデルは、築2年が経過、過去床下結露は一度も発生していません。
夏季は、異次元と言えるような低湿度環境を実現するAir断大阪モデル。
そんな大阪モデルの、基礎部分除湿トラップを、今年4月に全て撤去。
床下結露が発生するかを検証しました。
7月4日、「警告」メールを受信。
「Air断大阪モデルで、水分センサーが反応しました、Air断モニターを確認下さい」
待ちに待った警告メールでした。
モニターを確認すると、7月4日12時から、急激に水分が上昇!
ここまでは想定内!
想定を超えたのが翌日からでした。
翌日には値Max1023を記録。
その後は連日、Max1023!
この様なセンサー値は、過去一度も計測した事がありませんでした。
センサーの故障か?、一面水浸しか?
7月9日、確認に入ると、センサーが示すとおり、床下はプール状態でした。
除湿トラップが重要な事を確認。
ここからは、Air断除湿トラップの効果を調べるテスト。
同日、基礎部分に、再度除湿トラップを取り付け。
どれくらいの期間で、床下結露が収まるのか?を確かめました。
設計吉田は、「ここまで水浸しになると、乾くまでに1か月以上かかるはず、下手すると9月上旬までこの状態が続くかも?」との見解でした。
しかし翌日23時、水分センサーMax値から、少し下降。
そして翌日は、一気に下降。
センサー値は100を下回り、結露水はほぼなくなりました。
こちらが13日床下写真。
除湿トラップが、結露防止に効果がある事を再認識しました。
湿度が高いエリアでは、床下で結露が発生する確率が高まります。
湿度があまり高くないエリアでも、気象条件により、結露が発生します。
特に床下は、夏、最も温度が低い場所。暖かい空気が入り込むと、たちまち結露が発生。
発生した結露水は、徐々に蒸発して、木材に浸透。
カビが繁殖、その後は腐食へと繋がります。
Air断は、除湿基礎、除湿トラップにより、床下結露を抑制。
更に、水分センサーで、長期的に監視、お知らせする事で、対策を促し、家の耐久性、耐震性を守ります。
「全ての家をAir断に」
夏の湿度を低下させる除湿基礎に関して!
夏の湿度を低下させる除湿基礎に関して!
こちらは、湿度が高まる8月17日の、全Air断モデルの、外気絶対湿度と、室内絶対湿度比較グラフです。
エアコン使用時間は全て同じです。
Air断九州モデルと、Air断大阪モデルだけが、完全に分かれた推移をしている事が分かると思います。
これが、Air断九州と、Air断大阪だけに施した除湿基礎の効果。夏、カラッとした環境を作り出します。
最も湿度が高いエリア、Air断九州モデルは、外より7gも低い湿度環境を実現、効果は確かだと判断しています。
もちろん冬季は一切除湿しないので、過乾燥の心配はありません。
建てるなら是非Air断をどうぞ!
高性能断熱材に変えれば、10度熱をサエギルと聞きましたが
「高性能断熱材に変えれば、10度熱をサエギルと聞きましたが」
10度熱をサエギル!とは、40℃に達する温度が、30℃までしか上昇しない!
このようなイメージだとしたら、違うと思います。
もし、これが可能ならば、高性能断熱材を分厚くする事で、ぐんぐん熱が下がり、電力なしで、氷点下を作り出すことができます。
もちろんこれは不可能。
グラフが縦に移動するのではなく、高性能断熱材に変えると、熱が伝わる時間が遅れる!
つまり、グラフが、右にスライドするイメージです。
厚くすればするほど、右にスライドするのが高性能断熱材。
この時、10時を切り取ると、確かに、10度の差が生じます。これを、「10度熱をサエギル」と表現していますが、実際にはスライドしているだけ、トータル熱量は変わりません。
高性能断熱材も高性能サッシも、あまり意味が無いと判断しています。