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負圧設計について

「家の中が負圧になることでクリーンルームと同じような状態になり花粉などが着床する前に外に出す。とありましたがクリーンルームは正圧のため真逆ではないのでしょうか?
確かに着床する前に外に出すかもしれないですが、空中には存在しているためその前に体内に取り込んでいる気がします。空気が早く交換できることも魅力かと思いますが、その分花粉などが家の中に入る絶対量は多くなると思います。
大量に菌、花粉、ほこりを体内に取り込んでいるため数年後、数十年後が怖いです。」


この様な質問がありました。

負圧設計のクリーンルーム、正圧設計のクリーンルームがあると思います。
映画館などは負圧設計が基本となるようです。
どちらも考え方は同じで、
室内に空気をたくさん送り込み、室内の圧力を高める事で、空気を押し出す正圧設計。
室内の空気を吸い出す事で、室内の圧力を低め、外の空気を吸い込む負圧設計。
病院などのクリーンルームの場合、患者や院内設計に合わせて、設計を変えるそうです。
どちらも、患者から発生した菌をいち早く外に排出する事が目的だそうです。


住宅の24時間換気の場合、1種換気、2種換気、3種換気があります。

1種換気は吸気も排気も換気扇が行うので、正圧負圧がありません。
2種換気の場合は正圧設計となります。室内に換気扇で空気を取り入れ、室内を正圧にする事で、排気口から空気を押し出す。
3種換気の場合は、負圧設計となり、室内の空気を外に排出する事で、室内を負圧にし、吸気口から空気を取り入れます。
1種、2種、3種共に、全て目的は同じです。しかし以下が変わります。
1種換気の場合、吸気も換気も換気扇が行うので、コストがかかります。
2種換気の場合、壁に取り付けた換気扇が、空気を吸い込むのと同時に、雨水も吸い込んでしまう事があります。
激しい雨風の場合、空気と一緒に雨水も入り込むので、使用する場所が限られ、雨水の入り込みを防止する対策が必要になり高価になります。
3種換気は、一般的住宅で最も多く採用されています。

Air断は、通常の3種換気を、より強力にした換気だと考えてください。
負圧設計により、大量の空気を室内に取り入れ、同時に室外に排出しています。
もちろん、1次フィルターで大きなホコリなどは吸着しますが、すり抜ける花粉や菌は入り込みます。
そして、入り込んだ花粉や菌を、全て外に排出する事は出来ません。

一般的住宅の、20倍近い換気を行うので、一般住宅の20倍の花粉や菌が入り込んでいる可能性はあります。
数年後、数十年後を考えると、リスクがあるかもしれません。
さらに、現在Air断が開発されて6年しか経過していません。
健康被害などの報告はありませんが、今後発生する可能性がゼロとも言えません。
しかし、国が定める24時間換気も、最低換気量が定められていて、最大換気量は定められていません。「これ以上の換気をしてはダメ」とはなっていません。
これらを考慮すると、大量換気によるリスクは極めて少ないと判断しています。


しかし、ゼロリスクではありません。
安全を考慮するのであれば、Air断物件の購入は控えていただければと思います。 
(近くに花粉をまき散らす樹木が多数存在する、近所がホコリっぽい、など、周辺環境に問題がある場合は、Air断は不向きだと言えます)

※花粉などは、換気扇などから入り込むより、衣服に付着して入り込む量の方が圧倒的に多いと聞いています。
ホコリも、外部より、室内で発生する量の方が格段に多いそうです。(ホコリの大半は、衣類、毛布、布団、などから発生する細かな繊維だそうです。)
菌も、外部から入り込むのではなく、人体から発生する菌が蔓延する事で、他の人に影響を与える様です。窓を開けて換気を促すのは、人から発生する菌をいち早く外に出すためだと言われています。

室内環境を考えると、
1.人に付着して入り込んだ花粉
2.室内で発生したホコリや菌
を素早く外に排出する事が重要だと判断しています。

素早く外に排出するには、大量の空気を外に排出する必要があります。
それには、大量の空気を取り入れる必要があります。
この時「花粉やホコリ、菌」が入り込むリスクよりも、人に付着して入り込んだ花粉、室内で発生したホコリや菌を素早く排出する方が、重要だと考えています。

耐震性はどう考えていますか?

「耐震性はどう考えていますか?」

以前のコメントも参照してください。
免震装置や減震装置に関しては?

現在の2階建木造住宅であれば、震度7級の巨大地震にも耐えられると想定しています。
長野地震や熊本地震で現地調査を行いましたが、新耐震基準で建てられた家の損傷は多くはありませんでした。
また、損傷した家は、地滑りやがけ崩れなどによる被害でした。
2000年以前に建てられた家の損傷が激しく、2000年以降に建てられた家で、損傷した家を発見することは出来ませんでした。
(弊社現地調査では)

さらに、震度7エリアに巻き込まれる可能性は、0.02%と計算されています。つまり99.98%震度7のエリアに巻き込まれない!と言えると思います。

それだけ最大震度7エリアは小さい!と言えると思います。

こちら熊本地震で、山が崩れ落ちた写真です。
古い家は総崩れしていました。
住宅検査 ホームリサーチ
耐震性はどう考えていますか?


住宅検査 ホームリサーチ
耐震性はどう考えていますか?


こちらは、家の下で断層が発生したケース。
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耐震性はどう考えていますか?


こちらは長野地震、こちらも古い家は、総崩れしてました。
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耐震性はどう考えていますか?


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耐震性はどう考えていますか?


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耐震性はどう考えていますか?


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耐震性はどう考えていますか?


しかし、震源地にも関わらず、全く損傷ない家も多数ありました。
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耐震性はどう考えていますか?


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耐震性はどう考えていますか?


損傷がない家は、新耐震基準で建てられた家です。
新耐震基準で建てられた家の強さが理解できると思います。

これらの現場検証から、新耐震基準で建てられる現在の家であれば、耐震性をさらに高める必要はないと判断しています。
そして、「震度7クラス」の揺れのエリアに入る確率が極めて低い事からも、新耐震基準以上の耐震性は不要だと考えています。
※あくまでも、これまでの現場調査に基づいた推測です。

「気密が高ければ、断熱性能が高まる」と聞きましたけど…

「気密が高ければ、断熱性能が高まる」と聞きましたけど…

こちらのグラフは、超超高気密な「冷蔵庫」と「クーラーボックス」の内部温度計測結果です。
超超高気密な「冷蔵庫」と「クーラーボックス」内部に温度センサーを設置して室外に放置。
内部の温度を2017年から計測しています。

こちらが1月25日、外気温度、冷蔵庫内部温度、クーラーボックス内部温度です。
住宅検査 ホームリサーチ
「気密が高ければ、断熱性能が高まる」と聞きましたけど…



そしてこちらが8月25日、外気温度、冷蔵庫内部温度、クーラーボックス内部温度です。
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「気密が高ければ、断熱性能が高まる」と聞きましたけど…



冷蔵庫も、クーラーボックスも、「家」と比べると比較にならないほど“超超高気密”です。
(冷蔵庫に電源は入っていません)

しかし、外気温度と同じように、内部温度が上下していますよね。
もちろん、断熱性もそれなりに高い冷蔵庫とクーラーボックスですが、外気温度の影響をまともに受けています。

つまり、気密性能を高める事で、断熱性能が高まるとは言い切れない!と判断できると思います。

※ただし、高気密を否定しているわけではありません。

2021年1月 Air断報告会 YouTubeライブ配信のお知らせ

1月のAir断報告会をYouTube ライブ配信にて行います!
今回は3つのニュースをお届けする予定です。

1.Air断冬の電気代 エアコン3台稼働で、去年とどれだけ差が出たか?
2.エアコン暖房による過乾燥は起きないの?
3.無断熱材の家、進行状況!現在のデータは?

詳細は下記をご参照頂き、ぜひともご覧頂けますようお願い申し上げます。

日時  : 2021年1月22日(金)13:00〜 
方法  : YouTube ライブ配信
      【URL】https://youtu.be/RDOr4PGzxcI
      下のQRコードから直接アクセスできます。
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2021年1月 Air断報告会 YouTubeライブ配信のお知らせ

「高気密の家で底冷え」多数報告

超高気密住宅C値1
超超高気密住宅C値0.5

の住宅で、「床が寒い・・・」と言ったクレームがあるそうです。

「C値1以下、隙間がないはずなのに・・・」

工務店が確認すると、確かに床面が10℃以下、底冷えが起きていたそうです。
クレーム物件の共通点は60坪以上の大きな家。
30坪と60坪の家で、同じ厚みの断熱材が使用されると、60坪の家は、30坪の家の半分の断熱性能しかありません。
逆に3坪の大きさだと、断熱性能は10倍に跳ね上がります。
建物の大きさが小さくなっても、断熱材の厚みは変化しないので、大きさに占める断熱材の割合が増加するからです。

逆に建物が大きくなると、断熱材の占める割合が減るので、断熱性能が下がります。

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「高気密の家で底冷え」多数報告

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「高気密の家で底冷え」多数報告



また、C値は単純に空気の漏れ具合を測定してるだけに過ぎません。
空気の漏れがどんなに少なくても、室内のすぐ近くまで、冷気や熱気は迫りきています。
迫りくる冷気や熱気を、気密シートで防ぐことは出来ません。
これが、気密性と断熱性能が直結しない基本原理だと言われています。
もちろん、隙間は少ない方が良い事は間違いではありません。
しかし、隙間が少ない=断熱性能が高い!ではない事を理解しておく必要があります。

「アトピーが治るんですか?」

「アトピーが治るんですか?」

治りません。
”花粉症が緩和された!”
とか
”アトピーの症状が出なくなった!”
などの報告はありますが、Air断が起因しているとは判断出来ません。

「乾燥肌なんですが・・・」

エアコン暖房は、一切加湿しないので、加湿器を併用するか、石油やガスファンヒーターを使用すると良いと思います。
ただし、加湿器に関しては、大型加湿器を推奨します。
大量の換気を行うので、加湿器も大型が必要です。
(室内を加湿すると、衣類などが水分を含み、カビなどの原因に繋がります。極度の加湿は避けて、保湿クリームなどで対応する事も良いかと思います。)

「常に湿度60%以上無いと、喉の調子が悪くなるのですが・・・」

現状のAir断では対応不可能です。
冬場の暖房を、石油やガスファンヒーターに切り替えて、加湿器で加湿しても、常に60%以上の湿度を確保するのは困難だと思います。