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「グラスウールより発泡ウレタン断熱材の方が、施工も簡単でミスも少ないので良いのでは?」とのご質問をいただきました。



動画の発泡ウレタンは、2年間放置したものです。
(直射日光に当たる外部で放置)
“黄変”と呼ばれる現象で、全体の色が変化しています。
さらに、切断した面はボロボロに壊れていきます。
発泡系断熱材の特徴だと言われています。
紫外線や赤外線の影響で変化する事が原因のようです。

壁内部の断熱材の場合、紫外線の影響は受けにくいと思いますが、赤外線の影響は受けると考えられます。
10年、20年の、超長期スパンで考えると、ウレタン系断熱材の劣化は考慮する必要があると思います。
(エアコン内部に使用される発泡ウレタン系断熱材も、20年で交換が必要なほどボロボロに壊れます。)
壁内部は比較的太陽光の影響を受けにくい場所ですが、屋根断熱などに使用する場合、換気口から入り込む太陽光の影響を受けやすく、劣化の影響を受けると思います。

この点、グラスウール断熱材は、劣化しにくいと判断しています。
(築10年の壁内部グラスウールを検査した時に、新品と変わらないグラスウールが出てきました。結露被害を受けない限り、グラスウールの劣化は少ないと判断できる検査でした)

「エアコン近くに取り付けられた換気扇、及びダクト内部で結露が発生するのでは?」 とのご指摘がありました。

こちらは北海道モデルハウス、今夏常時使用した換気扇です。
3台がほぼ連日動いていました。
(温度設定により動かない時間帯もありますが)
ダクト内部の動画がこちらです。

目視でも確認しましたが、ダクト内部にカビなどは一切見当たりませんでした。
結露が発生した痕跡も見当たりませんでした。
また、同時に2月から稼働しているエアコンフィルターがこちらの動画です。
住宅検査 ホームリサーチ
「エアコン近くに取り付けられた換気扇、及びダクト内部で結露が発生するのでは?」 とのご指摘がありました。



掃除する気がしないほどキレイな状態でした。

「床下の空気は汚い」
と言うイメージがありますが、外気を直接吸い込むよりも数段奇麗な状態で入り込むのが床下の空気です。
空気を直接吸い込む一般的な換気扇の場合、ホコリや虫までも吸い込んでしまいます。
Air断は、基礎外周部全体から、フィルターを通して、ユックリと空気を取り入れるので、虫はもちろんホコリも吸い込みにくいのが特徴です。
さらに基礎内部の通気壁を上昇する時に、重いホコリは上昇する事が出来ず、クリーンな空気だけが室内に入り込む事になります。
これが、半年経過しても「エアコンフィルターを新品時と同等」に保つAir断の仕組みです。
今後も半年毎にフィルターチェック動画をアップする予定です。

高気密のデメリット(気密が高い状態と低い状態を可視化)


ボトルに水を満タンに入れた状態と少し水を抜いた状態で水中にある物が、どれだけ動くかを比べてみました。

高気密にする事で空気が動きにくくなり、冷房、暖房した空気が近い場所をローテーションする!
この結果、暖かい場所と冷たい場所のムラが出来てしまいます。
これが高気密住宅の問題点!だと言われています。

愛知モデルハウス 2020年夏の室内温度

2020年7月はリビングに加え、2階2部屋のエアコンを付けています。
合計3台での冷房。
どの部屋も快適温度。
しかし、電気代は2018年リビング1台稼働時よりも低かった・・・。

理由は、通気層の対流だと想定しています。
1階リビングだけの冷房時は、2階通気層に空気が流れにくくなっていたのでは?
今回、2階エアコンを使用した事で、通気層の空気が流れやすくなり、外部熱を効果的に遮断したと想定しています。


カビに関して

カビに関して

梅雨時期になると、革製品にカビが発生する事が報告されています。
カビが発生するエリアでは、必ず外気湿度が90%を超えています。
このエリアでは、床下サーキュレーターの設置を促しています。
また、革製品に関しては、梅雨に入る前にクリームなどを塗るとカビの発生が抑えられるようです。
革製品は、油分が飛ぶことで水分を吸収し、水分が増える事でカビが繁殖しやすくなるそうです。
革製品は、適切な手入れを行い、箱や布袋に入れて保管する事が望ましいと判断します。(特に高価なブランドバッグなどは、真っ先にカビが繁殖するそうです)

特許権侵害に関して

Air断マガジンでは、全てのポイントを公開しているわけではありません。
大まかなポイントだけを公開しています。
Air断マガジンに書かれている事だけを真似て、似たような家を建てると、必ず失敗します。
※気密性が高いので、壁体内結露が発生し、耐久性が下がります。
※負圧力が高いので、強烈に外気を吸い込みます、夏暑く、冬寒い家になります。
※最も需要なファンの位置を公表していません。
似た商品は、似て非なる家になるので、くれぐれもご注意ください。

また、床下から空気を取り入れ、通気層に排出する仕組みで【特許】を取得しています。
2036年までの間に、「床下から空気を取り入れ、通気層に排出する」家を作った場合、住まい手(施主)が特許権侵害で訴えられる事になります。
併せてご注意下さい。
(Air断取り扱い工務店であれば、”特許権侵害”になる事はありません。Air断に関しては、必ずAir断取り扱い工務店にご相談下さい。)