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北海道Air断モデルハウス宿泊体験

茨城県の「豊崎建設」様御一行が、北海道モデルハウス宿泊体験されました。
左の2名が豊崎建設様、一番右がホームリサーチ岐阜の作山です。
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豊崎建設様北海道モデル宿泊体験



すでに北海道は、愛知県の真冬並み寒さ。
最低温度は連日2℃前後。

モデルハウスに着くなり、「暖かい」の連発でした。
エアコン設定温度は22℃、1台のエアコンで、家中を暖房。
玄関も、廊下も、洗面所も脱衣室も、階段も、2階も、クローゼットも、全て22℃前後。
リビングは24℃、暖かいではなく暑いほどだったそうです。

泊まった部屋は、2階6畳の部屋。
「ニトリの安布団なので、朝寒いかもです、おまけにカーテンすら付いてないので・・・」

暖房が入っていない2階で、朝までぐっすり眠り、起きても寒さを感じる事はなかったそうです。
スリッパを用意しましたが皆さん靴下で移動、底冷えも全く感じなかったとのことです。

宿泊体験を受け付けています、お気軽にお問い合わせ下さい。
宿泊費用は完全無料です。
新千歳空港まで来ていただければ、スタッフがお迎えに上がります。
モデルハウス内では、美味しいコーヒーをサービスしています。(無料です)
食事を買い込んでモデルハウス内で食し、温かいお風呂に入って、就寝。
翌日札幌・千歳を観光、夕刻に帰宅!という宿泊体験はいかがでしょうか?

是非お待ちしています。

追伸:ご使用になられた布団カバー、枕カバーは、全て北海道のスタッフが毎回洗っています。衛生面にも配慮していますのでご安心ください。

最近の高気密住宅に起こるショートサーキットについて


天井埋め込み型エアコンの場合は、動画のような換気ガラリが有効です。
(動画は、Air断が吸い込む自然吸気だけで、これだけの風量があります)
天井埋め込み型エアコンの場合、
1方吹き出し
2方吹き出し
3方吹き出し
4方吹き出し
タイプがあります。
Air断は、4方吹き出しには対応出来ていません。
動画のような換気ガラリを取り付ける場所が無くなってしまうからです。

最近の高気密住宅に取り付けるエアコンは、気密性が高い為に、ショートサーキットを起こすと言われます。

吹き出された空気が、もう一度エアコンに吸い込まれる経路は、通常は最短を結びます。これがショートサーキットです。
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最近の高気密住宅に起こるショートサーキットについて


エアコンから吹き出された空気が、部屋中をくまなく移動して、もう一度エアコンに吸い込まれるような事はありません。

エアコンから出た空気は、最短距離でもう一度エアコンに吸い込まれる。
一定の経路をグルグルと周回する事で、他のエリアが「冷えなくなる、温まらなくなる」のが、ショートサーキット現象だそうです。

Air断住宅では、エアコンから吹き出された空気は、そのまま部屋を巡回し、最終的に通気層から室外へと排出されます。
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最近の高気密住宅に起こるショートサーキットについて


吸気も、常に新しい空気を、床下から吸い上げて取り入れる事で、ショートサーキットを起こさず、効率の良い冷暖房を行います。

エアコン吹き出し口の調整で、冷暖房効果を高めるには限界があると考えています。

地盤改良は必要なのか?

「地盤改良が必要だと言われましたが、本当に必要なんでしょうか?」

弊社モデルハウスは、3件とも「地盤改良が必要」と言われましたが、一切行っていません。
万が一沈下した場合、沈下修正を行う事にしてあります。

現在はベタ基礎が主流です。
そして、建物荷重も少なくなっています。
35坪瓦屋根でも、総重量50トン程度です。
一般的な基礎の面積は63u
50トン÷63u≒0.79365トン(1uあたりの建物荷重)
ここで一般男性の足の大きさを求めます。
0.25m(長さ)×0.07m(幅)×2(両足)=0.035u
0.79365トン(1uあたりの建物荷重)×0.035u(一般男性の足の大きさ)≒0.0277トン=27.7キログラム

つまり、約28キロの男性と変わらない荷重しかないわけです。
ちなみに私は、同じ足の大きさで70キロあります。
50トンの家の2.5倍の荷重がある事になります。
「70キロの男性が、雨の日にその土地に立って、めり込むようなら注意が必要」
と言う目安がありますが、2階建ならある程度信じても良いと考えています。

ただ、「絶対に地盤沈下は許さない」と思うのであれば、地盤改良をお勧めします。
ただし、地盤改良を行っても、地震による沈下は全く保証されません。
そして保証期間は最長でも20年です。

地盤調査会社に「地盤改良が必要」と言われても、家の荷重や大きさを管理設計士と協議して、「万が一沈下したら、自己負担で修正を行う」と言う条件であれば、地盤改良の必要はありません。
あくまでも、2階建、平屋に関してです。
そして、周辺道路や土地の経緯を管理設計士と協議して判断する事が重要です。

無断熱材の家プロジェクト


※断熱材はどれも変わらない
※年間平均温度では、外部の温度と大差ない

こんな実験結果を見た設計士吉田が、
「無断熱材の家を作ってはどうだろう」
と言い出しました。
基礎断熱、床下断熱、壁断熱、そして天井断熱、一切断熱材を使用しない家。

Air断の対流だけで熱を遮断する計画。

Q.「建築基準法に抵触しないのか?」
 A.建築基準法には一切抵触しない。
Q.「音が丸聞こえにならないか?」
 A.発泡ウレタンと変わらないと思う
Q.「本当に断熱材無しで大丈夫なのか?」
 A.やってみないと分かりません、でもやる価値はある!

※建築コストが大幅に下がる
 断熱材コスト、作業コストがゼロになるのは大きい。
※スペースが増える
 小物収納スペースが生まれる

【2020年8月承認】

東京モデルハウス「無断熱材の家」プロジェクト始動
東京駅から車で2時間圏内
完成は2021年春
現時点で土地買収を終えました。

設計は吉田。
Air断は寒冷地version。

着工したらご報告します。

エアコン3台使用しても1台時よりエコだった件の解説。


一般的にエアコン台数が増加すれば、電気代も増加します。
「エアコン1台で全室暖める、冷やす」全館空調が可能になれば、電気代も抑えられる。だから、全館空調が脚光を浴びています。
しかし、全館空調の場合、
※風邪をひいて寝込んだ子供部屋だけ温度を上げる!事が不可能
※暑がり父さんの部屋だけ温度を下げる!事が不可能
細かな設定が出来ません。
さらに、床下エアコン1台を使った全館空調の場合、冷気が2階に上がる事はほぼありません。
結局2階にエアコンを取り付けて、夏を乗り切るケースが多いと聞いています。
もちろんエアコン台数が増加すれば、電気代も増加します。

しかしAir断の場合は、2階のエアコンで部屋を冷やし、その冷気が通気層に流れる事で、さらに強力なエアーカーテンを形成。
夏の熱気を効果的に遮断し、家全体の熱を下げると考えられます。
結果、エアコンがエコモードで稼働し、3台動かしても1台の去年より90円、一昨年よりも1500円も安い電気代になりました。

必ずしも、動画と同じような対流が起きているとは言えませんが、電気料金の結果を見る限り、同様の事が起きていると想定しています。
もちろん来年も同様の実験を行い報告いたします。

セルロースファイバーについて

「他の断熱材実験では、セルロースファイバーの温度が上昇しない結果が出ていますが、この結果をどう説明しますか?」

とご指摘がありました。
そして、指摘のあった他社の”YouTube” 実験動画を確認しました。
図のような実験ですよね。

10分後に
1.グラスウール下の温度センサーは10度近く上昇
2.フェノールフォーム下の温度センサーは5度上昇
3.セルロースファイバー下の温度センサーは上昇無し。
セルロースファイバーの断熱性能が高い実験結果となっている動画だと思います。
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セルロースファイバーについて


この実験では、投光器の熱源を利用しています。
投光器の場合と、実際の太陽光では、紫外線や赤外線の量が全く違います。

また、セルロースファイバーは、光を遮断しやすいので、10分程度では熱の影響を受けにくいだけだと判断します。
さらにグラスウールは、真ん中に位置するので、両サイドに熱が逃げにくく、温度が上がりやすいと考えます。

それぞれの試験体を離して実験しないと、正確な測定にはなりません。
また、実際の家では、投光器のような放射光ではなく、対流で熱が伝わります。

実際の家では、太陽光で外壁が温められ、外壁に接触した空気が断熱材を暖めます。
指摘の実験は、家が置かれる環境下ではなく、”投光器”の光に対しての、断熱性能を比較した実験だと思います。
(ただ、やはり真ん中に配置されたグラスウールは、熱の逃げ場が無いので、平等な実験とは言いにくい気がします)

家の置かれる環境下での、断熱材の実験を行う場合、10分程度の実験ではなく、最低でも24時間以上続け、温度上昇と下降の記録を取る必要があると思います。

弊社が行っている室内実験は、家が置かれる環境での実験です。
グラフは、
青色 セルロースファイバー
赤色 グラスウール
灰色 スタイロフォーム
の8時間温度変化です。
熱源は投光器ではなく、専用温風ヒーターを使用しています。
1時間後からは、どの断熱材内部でも似たような温度が記録されています。
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セルロースファイバーについて


さらに、各断熱材の経年変化を測定するために、5年越しの実験を継続中です
実物実験では、実際の家にセンサーを取り付けてデータを記録しています。

ご指摘の実験と弊社の実験とでは、本質が違うと考えています。