Air断初期物件「6年使用したエアコンの汚れ!」を公開!「他とは全然違う・・・」プロのクリーニングがポツリ・・・
Air断住宅で6年使用したメインエアコンの、クリーニング動画を御覧いただきました。
この日は5月14日。午後一で作業を開始してくれたエアコンクリーニングのプロたち。
午前中は別の物件で、3年経過したエアコンをクリーニングしてきたそうです。
その時の写真がこちら。
写真では分かりにくいですが、先ほどご覧いただいた、
6年経過したAir断モデルハウスとは比べ物にならないほど汚い事が分かるでしょうか?
エアコンにはホコリとカビがびっしり…
カビの原因は、外気や室内で発生するホコリです。
ホコリをエアコンが吸い込み、フィルターやファンが目詰まり。
夏季、エアコン内部の結露で、目詰まりしたホコリが水分を吸収。
湿気ったホコリがカビを誘発。
特に、エアコン心臓部ともいえる熱交換ラジエター部分に付着したホコリにカビが増殖。
このカビの隙間を通り抜けた空気が、冷暖房の空気として室内に飛び出します。
目をそむけたくなるような「カビ」を通り抜けて出てくる
空気ですから、「かび臭い」と感じるのは当然。
エアコン取付後3年で、大量のカビを誘発する高気密住宅。
理由は、高気密化だと言われています。
気密性が高いだけに、室内で発生するホコリが外に出て行けず、
エアコンが何度も何度も吸い込んで、エアコン内部で目詰まり。
結露で湿気る事がカビの大発生に繋がります。
しかし、Air断住宅では、外部から入り込む空気のホコリを1次フィルター、そして2段構えの高低差で除去。
室内に入り込む段階で、クリーンな空気にしています。
さらに、室内で発生するホコリを最低16台の換気扇が通気層に排出。
ホコリの少ない室内環境を作り出します。
多くのAir断ユーザーが、「ホコリの少なさは、前の家とは比べ物にならない・・・」と口をそろえます
こちらは、6年経過した愛知モデルのテレビの裏側。
こちらは、2年経過した北海道モデルのテレビの裏側。
驚くほどキレイではないでしょうか?もちろん、一度も掃除していません。
だからこそ、他のエアコンとは比べ物にならないほど、綺麗な状態をキープ出来るのだと思います。
今回のクリーニングで、ファンや熱交換部分に付着していた汚れは、
大半が小さな砂状の粒子、無機物でした。
カビは有機物をエサとするので、無機物の砂の粒子に発生する事はありません。
カビの発生を極限まで抑え、エアコンを汚れにくくするのもAir断の真骨頂。
多くの見学者が、「清々しい」「空気がキレイ」「家庭臭がしない」と絶賛します。しかし、それを伝える術がありませんでした。
今回エアコンのクリーニングを通じて、Air断の室内空気がキレイなのか?
が少しでもご理解いただければと考え、6年目で初めてのエアコンクリーニングを行ないました。
汚れていない!とは言いません。
6年経過したエアコンには、小さな砂塵がファンや熱交換部分に付着していましたが、ホコリは圧倒的に少なく、カビは皆無。
クリーニングのプロが「全然キレイ」と言うほどキレイなエアコン内部だった事をご理解いただけたらと思います。
数年後、北海道モデル、東京モデルも、同様にクリーニングを行ないご報告させていただきます。
これから家づくりする皆様のお役にたてれば幸いです。
東京モデルハウス 無断熱材の家〜冬季検証結果〜
2014年から続けている、断熱材実験棟データでは、
どの断熱材も性能的に差はありませんでした。
実験棟は、44坪2階建てで、東壁面に、様々な断熱材を施し、
壁内部に温度センサーを設置して、24時間計測しています。
こちらが実験棟温湿度データです。記録は2014年から・・・
例えば2020年8月12日、外気温度が40℃を超えた猛暑日の断熱材内部温度は、
ロックウールがこちら、発泡ウレタンがこちら、サーモウールがこちら、
グラスウールがこちら、スタイロフォームがこちら、セルロースファイバーがこちら、
フェノールフォームがこちら、様々な断熱材温度、湿度を、記録し続けています。
結果は、
高性能断熱材も、安価な断熱材も、性能的に、どれもほとんど変わらない・・・
それどころか、月平均、年間平均では、外部の温度センサー平均値と変わらない事が判明。
当時は衝撃を受けました。
2018年から追加検証している、400ミリボックス断熱材実験でも、同じ値が観測されました。
これらのデータが示すことは、「断熱材は断熱していない」と言う事。
事実なら衝撃です。
しかし、仮に「断熱している」と考えた場合、その熱はどこに消えるのか?が問題になります。
もちろん、断熱材も熱を吸収しますが、密度が小さく軽い断熱材が吸収する熱量はしれています。
断熱材が熱を断っているとしたら、
断熱材内部で熱を消し去っている事になります。これはこれで問題です。
物理の、エネルギー保存則では、「エネルギーは無くならない!!!」が基本原則。
つまり、断熱材内部で、熱であるエネルギーが無くなる事は、、、、無い
つまり、熱は全量伝わっている!
伝わり方が幾分遅くなっているだけ・・・と考えると、全ての実験結果をウマく説明できます。
しかし、これが正しければ、断熱材に頼る建築は、間違えていることになります。
断熱材は必要なのか、不要なのか?答えを出せずにいた時に、設計士吉田が放った一言が
「無断熱材の家を作ろう」でした。
「断熱材を使用しない家を建てれば真実が分かる!」
吉田の強い意見で、2020年11月に、東京モデルハウス無断熱材の家を着工。
翌、2021年2月10日 35坪2階建 3LDK アメリカンチックでオシャレな家が、
断熱材を一切使わずに完成しました。
さっそく、メインエアコンを取り付けて、計測開始。Air断がプログラム通りに動き始めました。
冬季の完成物件は、家全体が冷え切っています。
正しい性能が出るのは、暖房開始後1か月ほど経過してから・・・
しかし、我々が真っ先に驚いたのが床下温度の上昇でした。
Air断愛知モデルの床下温度は、15℃前後。
しかしAir断東京モデル寒冷地versionでは、暖房開始後いきなり床下温度が7℃から18℃まで上昇。
真冬の2月中旬、21℃まで上昇する事もありました。
床下に熱を捨てている!と言う人もいますが、床下から暖めているとも取れます。
さらにAir断は、ゆっくりと家全体を暖め、3週間後には昼間暖房を止めなければ、
汗ばむほど温度が上昇。1階も2階も、24℃をキープするようになり、
底冷えを感じる場所は一切ありませんでした。
さらに、東京モデルでは安価なアルミサッシを使用しています。
アルミサッシの欠点は、結露!ですが、スタッフが常駐してから、一度も結露は発生しませんでした。
「本当に断熱材は入ってないのか?」
来場したプロも驚く暖かさ!を発揮した無断熱材の家。
これが意味するのは、「断熱材はいらない」と言う事実。
もちろん、対流断熱Air断があれば!と言う条件が付きますが・・・
愛知断熱実験棟、Air断愛知モデル、Air断北海道モデルの実測データから
導かれた結果と同じ答え・・・。
しかし断言は出来ません。夏 どうなるのか?が残っています。
ただ、我々がこれまでの実験や実物実測データを検証して思うのは、
最近の家づくりは、コンピュータマシンカットや、材料の進化で、
気密性能が大きく向上しています。外部の空気を極限まで遮断する技術が進化した現在、
昔とは比べ物にならないほど、向上した建築技術によって、断熱材に頼ることなく、
高い断熱性能を発揮する家を、作れるようになっていた気がします。
だからと言って、無断熱材の家を推奨するわけではありません。
「断熱材の性能ははどれも同じ」と言う事が分かれば、安価な断熱材でも安心して使用出来ます。
建ててからでは、取り換える事は出来ない断熱材、そして多くの人が、
どれにすれば良いのか?迷うのが断熱材です。
「断熱材はどれが良い?」
20年前 問われた質問に、我々は答える事が出来ませんでした。
今やっと答える事が出来ます。
「どれも一緒ですよ、だから、安ければ安いほどいいと思います。
だって、無くてもイーんですから」と。
もちろん、我々の実験や実測が正しいとは言い切れません。
しかし、愛知モデル、北海道モデルや、東京無断熱材モデルのデータを見る限り、
高い確率で正しいと考えています。
これらの情報が、皆様の家づくりにお役に立てれば幸いです。
クローゼットのカビに関して!
湿度の高いエリアでは、梅雨の時期”カビ”の発生リスクが高まります。
特に、高価なブランド革製品は、真っ先に”カビ”が発生します。
防水防カビスプレーで保護する事をお伝えください。
桐のタンスなども、カビが発生しやすいです。
脱衣所、などで部屋干しを行なう場合は、扇風機を併用する事をお勧めしています。
湿度の高いエリアでは、Air断のファンだけでは対流が足りません。
カビやすいもの
※ブランドバッグ(革製品)
※ブランドコート
※革靴
※無垢フローリング(ソファーの下あたりでカビ)
※桐のタンス
※ダウンジャケット
※木製品(水を吸いやすい無垢製品)
底冷えのメカニズムを解説
C値0.1を達成した超高気密住宅で底冷え。
こだわりぬいた超高気密住宅、計測した値は、C値は0.1。
業界関係者も驚くC値をたたき出したものの、廊下で、脱衣場で、あちこちで底冷えが発生。
「心から落胆しました・・・」と語る工務店社長。
C値0.1、業界最高水準の超高気密住宅で、なぜ底冷えが発生するのか?
その発生メカニズム、そして、Air断が底冷えを回避する仕組みを解説します。
底冷えの主な原因は、コールドドラフト現象と呼ばれる冷気による下降気流だと言われています。
どれだけ気密性能がアップしても、底冷え、つまりコールドドラフト現象を回避することは出来ません。気密性能と底冷えは無関係だからです。
まず、底冷え、コールドドラフト現象のメカニズムを解説します。
冬は、サッシやガラスが冷たい外気に接触して冷やされます。
冷えたサッシやガラスに室内の空気が接触。
接触した空気は、すぐに冷たく冷やされ、下降気流となって下へ下がり、床一面に広がります。
この床一面に広がる冷たい空気が、”底冷えであり、コールドドラフトと呼ばれる現象です。
サッシやガラスで発生したコールドドラフト現象は、サッシやガラス一面を冷たい気流が覆って、暖気を寄せ付けません。暖かい空気と冷たい空気は混ざりにくい事が理由です。
サッシやガラスは冷気で覆われ、室内の暖気が接触出来ません。
暖気が接触しないので、サッシやガラスは外気同等まで温度が下がります。
この冷えたサッシやガラスに、室内の水蒸気が接触。一気に冷やされ水へと変化。
これが結露です。
さらに、床に広がった冷気は、床を冷やし、底冷えを発生させます。
そして、床一面に広がった底冷えの空気層は、暖気と混ざり合う事なく、逆に暖気を跳ね返します。これも暖かい空気と冷たい空気が、混ざりにくい事が理由です。
エアコンでどれだけ暖めても、底冷えの層は、暖気を跳ね返し、床面に到達できません。
暖かい空気と、冷たい空気、2層に分かれて鎮座し、冷たい空気は床面を徹底的に冷やします。
これが底冷えの主なメカニズムと考えられています。
だからこそ、床下の断熱材をどれだけ高価なものに変えても、基礎断熱をどれだけ行っても、どれだけ気密性能を高めても、底冷えの解消には繋がらないわけです。底冷えは、床下からではなく、サッシやガラスそして、壁から発生しているわけですから・・・。
そこで考えられたのがAir断です。
Air断は、このコールドドラフト現象で発生する下降気流を、壁に取り付けた換気扇で通気層へと吸い出します。
直接吸い出す事で、床を覆ったり、サッシやガラスを覆う下降気流が無くなります。
すると、室内の暖気が床やサッシ、そしてガラスに接触。
サッシやガラスを直接温めるので、温度が上昇し、結露が発生しにくくなります。
さらに、床に溜まる冷たい空気層が無くなるので、エアコンの暖気が直接床に届きます。床に届いた暖気は、床を暖めるので、底冷えの解消に繋がります。
「Air断」が暖かい!と言われるのは、このコールドドラフト現象の発生を抑えるからだと考えられています。
外気温1℃まで下がった状態で、窓際に置いた温度計を動画撮影しました。
温度が下がりやすい窓際でも、22℃を保つAir断住宅。
マイナス18℃まで下がる北海道でも、エアコンだけで室内24℃をキープし、底冷えは一切ありません。さらに、室内で鍋を楽しんでも、数人で同じ部屋に寝ても、一度も窓が結露した事がありません。
必ずしも、この解説が正しいとは言い切れませんが、愛知、北海道、東京モデルハウスのデータを見る限り、高い確率で正しいと考えています。
今後も各モデルのデータを解析して、ご報告させていただきます。
エアコン3台稼働時の電気代 冬編
■エアコン1台
2019年12月〜2020年3月の電気代
56,947円(4カ月間合計)
■エアコン3台
2020年12月〜2021年3月の電気代
56,449円(4カ月間合計)
エアコン3台使用した方が、498円安くなりました。
もちろん、快適度合いは全く違います。
エアコン1台使用時は、1階脱衣室と寝室が若干”冷ッ”としましたが、3台使用した今季は、家の中で寒さを感じる場所はどこにもありませんでした。
(もちろん、動かしていた時間帯も、エアコン設定温度も同じです。)
弊社の推測!
3台使用した方が、家全体が暖まりやすく、トータル的な電気料金も安くなる!と判断しています。
今後!
1シーズンのデータなので、今季、来季も同じ状態で計測し、データの信憑性を高める予定です。