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「熱交換換気扇を使った方が良いのでは?」 ご質問があったのでお答えします。



熱交換換気扇とは、冷暖房した熱を外に捨てる事なく、空気を入れ替える事が出来る換気扇です。

仕組みは簡単です。
まず夏季エアコンで冷房したケースを説明します。
エアコンで室内を26度にした場合、通常の換気扇だと冷房した空気をそのまま外に捨ててしまいます。
しかし熱交換換気扇は、冷房した空気を熱交換素子、分かりやすく言うとフィルターみたいな物で熱を蓄えて外部に放出しています。
次に外部から空気を取り入れる場合は、先ほど熱を蓄えたフィルターを通して空気を取り入れています。
エアコンで冷房した冷たい熱が蓄えられたフィルターを通り抜けてくることで、冷たい空気が入り込む。
熱を外部に捨てる事なく、空気の入れ替えが出来る!
これが熱交換換気扇の仕組みです。冬季は逆となります。
一見するとエコな感じがしますが、細かく調べるとエコではないと判断しています。

詳しく説明します。電気料金は1kWh26円で計算しました。
まず、一般換気扇(仕事量70㎥/h)を使用した場合、1時間で3Whの電力を消費します。
1時間の電気代は、26円×0.003kWh=0.078円
年間の電気代は、0.078円×24時間×365日=683円。
熱交換はしていないので、節約金額はありません。
24時間換気にかかる料金は年間で683円となります。

次に、熱交換換気扇を使用した場合、1時間で60Wh程度の電力を消費します。
一般的な換気扇の20倍の電力を消費します。
熱交換フィルターを通り抜けるには、それなりのパワーが必要になるからです。
1時間の電気代は、26円×0.06kWh=1.56円
年間の電気代は、1.56円×24時間×365日=13,665円
続いて、熱交換による節約金額を計算します。
熱交換による節約量は、熱交換換気扇の風量×熱交換率で決まります。
仮に最大風量が100㎥/h、熱交換率70%の場合は、100㎥/h×70%=70㎥/hが熱交換による節約量です。
エアコンが1時間に吐き出す冷暖房した空気は、約1000㎥/hと言われます。
つまり、エアコンが作り出した1000㎥/hの熱量のうち、70㎥/hを熱交換するのが、熱交換換気扇の節約量となります。
つまり7%。
つまり、エアコンが発生させる熱量の7%を、熱交換換気扇が外に捨てる事なく、空気の入れ替えをしてくれるわけです。
エアコンが1時間に消費する電力量が1kWhとすると、現在の価格では26円程度。
26円の7%は、1.82円。
つまり、1時間に1.82円節約してくれることになります。
一般的なエアコン使用量は、1日10時間程度。
そして、エアコン使用期間は大目に見て10カ月。
年間にすると、1.82円×10時間×30日×10カ月=5,460円の節約金額になります。
つまり、熱交換換気扇は、年間5,460円の節約につながりますが、その為の電気料金に13,665円必要となるワケです。
確かに、夏冬エアコン稼働時にはメリットがあります。
しかし春秋エアコンが稼働しない時期は、熱交換のメリットは無く、ただただ電気代の無駄。
トータルでは、熱交換によるメリット金額を、本体を稼働させる電気料金が上回り、逆ザヤが発生。

さらに、熱交換換気扇の本体価格は、通常の換気扇の10倍以上。
通常の換気扇が5000円〜6000円に対して、5万円〜12万円必要です。
ダクト工事費も必要で、使用後フィルターのメンテナンス、交換が必要になります。
フィルターメンテナンスや交換を怠ると、フィルターに目詰まりしたゴミを通りぬけて空気が入り込むので、家中が匂い始めます。
「フィルターで花粉やゴミをキャッチして、室内にクリーンな空気を取り入れます」
とありますが、キャッチしたゴミを通り抜けて入り込む空気を、クリーンだとは思えません。そして、花粉やゴミ、そして小さな虫など、人が衣服に付着して持ち込む量の方が数倍多いそうです。持ち込まれた花粉やゴミ、そして小さな虫も、強力なモーター、さらに高性能フィルターがキャッチして、外に出しません。
さらに、湿気の多い夏季には、フィルターが湿気ります。
フィルターには花粉、ホコリ、ゴミ、虫の死骸がたくさんあり、これらが湿気る事でカビが発生。
そこを通り抜けて空気が入り込むわけですから、新鮮な空気ではないですよね。
弊社検査員が、熱交換換気扇を取り付けた家の点検を行なった際に、強烈なカビ臭さを感じたそうです。もちろん住まい手は全くその匂いに気付かない。
体臭のきつい人が、自分の体臭に全く気付かないのと似ていると思います。
ただ、家の場合、家内部にある全てをカビ臭さが汚染します。
もちろん、頻繁にフィルターメンテナンスを行なえば、この様な結果は防げると思いますが、そこまでして熱交換換気扇を利用するメリットを見出せません。

イニシャルコスト、ランニングコスト、そして、室内環境でも、デメリットの方が多いと判断しています。

「ダクトレス熱交換換気扇はどうか?」
ともご質問があったのでお答えします。

ダクトレス熱交換換気扇は、壁に設置されます。
ダクトが無いので、ダクト工事費も掛かりません。
しかし、壁に配置されるので、外気温度の影響をもろに受けます。
冬、外気が冷たくなると、ダクトレス熱交換換気扇も冷やされます。
夏は太陽光でジリジリと熱せられます。
この影響を受け、冬は冷たい空気が、夏は暑い空気が入り込むと報告を受けました。
さらに、正逆両方向に回転するファンは、とても壊れやすいそうです。
初期コストも高く、フィルター目詰まりは、ダクト式と変わりません。

ダクト式であっても、ダクトレスであっても、デメリットが多いと判断しています。

もちろん弊社独自の見解です。電気料金の計算、熱交換換気扇の仕事量などは、平均値で計算しています。
必ずしも正しいとは言い切れません。
しかし、検査員の話や、トータル的な電気料金、メンテナンス費用を考えると、メリットは無いと考えています。

「熱伝導率が低いのだから、断熱性能が高いはずだけど」 ご質問を受けたので、詳しく解説します。



熱伝導率とは、断熱材などの、物質中の熱の伝わりやすさを数値化したものです。
数字が大きいほど熱が伝わりやすく、数字が小さいほど熱が伝わりにくいとされています。
身近な物の中で、熱が伝わりやすい物質として銅があります。熱伝導率は403。
熱が伝わりやすいので、鍋やヤカンなどに使われます。
逆に、身近なものの中で、最も熱が伝わりにくいのが空気で、熱伝導率は0.0241。
この空気をたくさん閉じ込めた断熱材が、熱伝導率0.022を達成したフェノールフォームと言われる断熱材です。
一般的断熱材グラスウールの熱伝導率が0.05程度なので、性能は倍以上。
もちろん、価格も高価です。

この性能を確かめるために、2014年から44坪2階建ての東面の壁を改造して、
断熱材実験を開始。熱伝導率が低い、高価で高性能断熱材と、安価な断熱材を比較した結果、
全くと言っていいほど性能に差は生じませんでした


しかし、「信じられない」と多くのプロが言います。
これまで「熱伝導率至上主義」が定着し、熱伝導率が低い断熱材こそ、
断熱性能が高いと信じられて来た経緯があるからだと思います。
そして、「熱伝導率至上主義」は厳密に言えば間違ってはいません。

熱伝導率0.05のグラスウールと
熱伝導率0.022のフェノールフォームとでは、
熱伝導率では、2倍の性能差が生じています。
しかし、この2倍の性能差は、実感できる差ではないのです。

数字のマジックともいえる2倍の性能差を、身近な例でご説明します。
例えば、身近で最も熱を伝えやすい銅の熱伝導率は403
そして、同じ金属、ステンレスの熱伝導率は16
ステンレスのほうが銅よりも25倍熱伝導率が低いワケです。
つまり、ステンレスの方が、銅よりも25倍熱が伝わりにくい!
グラスウールとフェノールフォームの2倍どころではなく、25倍の差。
ステンレスの方が、銅よりも25倍、圧倒的に、断熱性能が高い事になります。

ならば、ステンレスのヤカンと、銅のヤカン、同じ火力で同じ量の水を沸騰させると、
銅のヤカンより、断熱性が高いステンレスヤカンの方が、25倍沸き上がりが遅くなるのでしょうか??
もちろん、こんな事はありません。
トータル熱量が変わらなければ、水が沸騰する時間は変わりません。
実は、熱伝導率は、小さな小さな、ミクロスケールで生じる差です。
つまり私たちが実感するような、現実的なスケールで差が生じるようなものではないのです。

もう少し分かりやすく説明します。
熱伝導率と同じようなスケール単位で、電気抵抗率と言われるものがあります。
熱伝導率同様、電気抵抗率も、高ければ電気が伝わりにくい、低ければ電気が伝わりやすい!となっています。
ステンレスの電気抵抗率は75
銅の電気抵抗率は1.55となっています。
つまりステンレスよりも銅の方が、50倍電気が伝わりやすい事になります。
だからと言って、ステンレス線よりも銅線の方が、50倍速く電球が点くのでしょうか?
もちろんそんな事はありません。どちらの線も、通電と同時に点灯します。
つまり、熱伝導率や電気抵抗率は、私たちが日ごろ認識するスケールでは差が生じないのです。
差が生じるのは、もっと大きな大きなマクロスケール。
つまり、100キロ、200キロの送電線、そして50万ボルトなど、
とても大きな電力を流す場合には、この差が目に見えて現れてきます。

家庭で100キロ、200キロの電線や、50万ボルトの電力など無関係ですよね。
熱伝導率や、電気抵抗率は、小さな小さなミクロスケールの数値。

グラスウール0.05と
フェノールフォーム0.022とでは、確かに小さな小さな差が生じます。
しかし、一般家庭レベルで、温度差となって、この差が表れる事はないのです。

そして、なによりも重要な事は、断熱材は熱を断っているわけではない事です。
銅よりも、25倍断熱性能が高いステンレスのヤカンでも、沸騰する時間に差は生じません。
つまり、断熱性が高いからといって、熱を断っているわけではないのです。
小さな、小さなミクロスケール内で、熱の伝わりが遅れるだけであって、時間が経てば熱は伝わる!これが断熱材の特性。
「断熱材」と書かれるので、いかにも熱を遮断しているかのようなイメージがありますが、熱を遮断できる材料は見つかっていません

さらに、現在の住宅は、24時間換気の義務化により、2時間に1度、全ての空気を入れ替える必要があります。
断熱材の性能など、無関係になるほど冷暖房した空気をソックリ入れ替える必要があります。つまり、空気の入れ替え経路を、根本的に見直さなければ、家の断熱性能を高める事は出来ません

そこで生まれたのがAir断です。
Air断は、24時間換気が定める、2時間に1度ではなく、10分に1度空気を入れ替えながら、対流を使って断熱性能を高めます。
根底から吸排気の経路を見直し、4つの特許を取得しました。
2015年特許が、Air断工法に類似した工法の特許
2016年特許が、Air断基本特許
2017年特許が、Air断の吸排気経路を見直しした特許
2021年特許が、Air断寒冷地versionの特許。
4つの特許で、性能を担保。
断熱材では断熱できない熱を、空気の対流で、家の外へ押し出します。
にわかに信じがたいその性能は、極寒の北海道で実証済み。

「北海道でグラスウール断熱材はあり得ない、もっと高性能な断熱材を使わなければ!!!あなたたちは北海道の寒さを知らない」

「北海道でエアコン暖房は無理、熱量が全然足りないんです。あなた逹は北海道の寒さを甘く見すぎです」

「北海道でそんな工法は不可能。すぐに結露して、それが凍って、壁を破壊、住めなくなりますよ。本州で通じても、
北海道じゃ通じないんです。北海道は特別なんです。」


北海道モデルハウス計画では、散々釘をさされ、引き受けてくれる工務店すらありませんでした。
しかし、私たちには、確信かありました。
※対流が結露を押さえ込むはず!
そして、対流だけが、断熱している!断熱材は断熱していないんだ!と。

「責任は全て我々が負います」
と言う条件の下で、北海道では当たり前の基礎断熱工事を中止。
そして、北海道ではあり得ない、床、壁、天井全て100ミリグラスウールのモデルハウスを建設しました。

そして、エアコン暖房だけで、冬季2シーズンを暖かく乗り越えました。
マイナス18℃まで下がった日も、エアコン暖房だけで、室内24℃をキープした証拠も残っています。
北海道スタッフは、モデルハウスから5分の場所に住んでいます。
自宅は大型石油ファンヒーターが24時間動いていて、リビングこそ20℃をキープしますが、
玄関は0℃、脱衣所は6℃、和室は-6℃冷たすぎて結露した水分が凍るほど。
いたるところで底冷え、靴下スリッパ必須。

しかしモデルハウスは、エアコン暖房だけで、玄関も脱衣所も、24℃をキープ。
クローゼット内部も家中どこでも、20度以下になる事はありません。
スリッパ不要で、底冷えを感じる場所すらありません。

そして極めつきは東京モデルハウス。
断熱材を一切使用していない住宅は、近年では日本初。
床下も壁も天井も、一切断熱材を使用していません。にもかかわらず、エアコンだけで冬季を暖かく乗り切りました。

かといって、断熱材を否定しているわけではありません
様々な実験を通して、熱伝導率が低ければ断熱性能が高い!と言う表現は、厳密にいえば間違っては無いものの、
一般的住宅には当てはまらないと言うのが弊社の見解です。
そして、断熱材を選ぶなら、安価な断熱材がベストだと判断しています。
あっても無くても差が生じないのですから・・・。

弊社の見解が必ずしも正しいとは言えませんが、愛知断熱材実験棟、愛知Air断モデルハウス、
北海道Air断モデルハウス、そして東京Air断無断熱材モデルハウスから得られるデータを検証する限り、
高い確率で正しいと判断しています。

ご理解いただければ幸いです。

Air断初期物件「6年使用したエアコンの汚れ!」を公開!「他とは全然違う・・・」プロのクリーニングがポツリ・・・



Air断住宅で6年使用したメインエアコンの、クリーニング動画を御覧いただきました。
この日は5月14日。午後一で作業を開始してくれたエアコンクリーニングのプロたち。
午前中は別の物件で、3年経過したエアコンをクリーニングしてきたそうです。
その時の写真がこちら。
写真では分かりにくいですが、先ほどご覧いただいた、
6年経過したAir断モデルハウスとは比べ物にならないほど汚い事が分かるでしょうか?
エアコンにはホコリとカビがびっしり…

カビの原因は、外気や室内で発生するホコリです。
ホコリをエアコンが吸い込み、フィルターやファンが目詰まり。
夏季、エアコン内部の結露で、目詰まりしたホコリが水分を吸収。
湿気ったホコリがカビを誘発。
特に、エアコン心臓部ともいえる熱交換ラジエター部分に付着したホコリにカビが増殖。
このカビの隙間を通り抜けた空気が、冷暖房の空気として室内に飛び出します。
目をそむけたくなるような「カビ」を通り抜けて出てくる
空気ですから、「かび臭い」と感じるのは当然。

エアコン取付後3年で、大量のカビを誘発する高気密住宅
理由は、高気密化だと言われています。
気密性が高いだけに、室内で発生するホコリが外に出て行けず、
エアコンが何度も何度も吸い込んで、エアコン内部で目詰まり。
結露で湿気る事がカビの大発生に繋がります。

しかし、Air断住宅では、外部から入り込む空気のホコリを1次フィルター、そして2段構えの高低差で除去。
室内に入り込む段階で、クリーンな空気にしています。
さらに、室内で発生するホコリを最低16台の換気扇が通気層に排出。
ホコリの少ない室内環境を作り出します。
多くのAir断ユーザーが、「ホコリの少なさは、前の家とは比べ物にならない・・・」と口をそろえます
こちらは、6年経過した愛知モデルのテレビの裏側。
こちらは、2年経過した北海道モデルのテレビの裏側。
驚くほどキレイではないでしょうか?もちろん、一度も掃除していません。
だからこそ、他のエアコンとは比べ物にならないほど、綺麗な状態をキープ出来るのだと思います。

今回のクリーニングで、ファンや熱交換部分に付着していた汚れは、
大半が小さな砂状の粒子、無機物でした。
カビは有機物をエサとするので、無機物の砂の粒子に発生する事はありません。
カビの発生を極限まで抑え、エアコンを汚れにくくするのもAir断の真骨頂


多くの見学者が、「清々しい」「空気がキレイ」「家庭臭がしない」と絶賛します。しかし、それを伝える術がありませんでした。
今回エアコンのクリーニングを通じて、Air断の室内空気がキレイなのか?
が少しでもご理解いただければと考え、6年目で初めてのエアコンクリーニングを行ないました。
汚れていない!とは言いません。
6年経過したエアコンには、小さな砂塵がファンや熱交換部分に付着していましたが、ホコリは圧倒的に少なく、カビは皆無。
クリーニングのプロが「全然キレイ」と言うほどキレイなエアコン内部だった事をご理解いただけたらと思います。

数年後、北海道モデル、東京モデルも、同様にクリーニングを行ないご報告させていただきます。

これから家づくりする皆様のお役にたてれば幸いです。

東京モデルハウス 無断熱材の家〜冬季検証結果〜



2014年から続けている、断熱材実験棟データでは、
どの断熱材も性能的に差はありませんでした
実験棟は、44坪2階建てで、東壁面に、様々な断熱材を施し、
壁内部に温度センサーを設置して、24時間計測しています。

こちらが実験棟温湿度データです。記録は2014年から・・・  
例えば2020年8月12日、外気温度が40℃を超えた猛暑日の断熱材内部温度は、
ロックウールがこちら、発泡ウレタンがこちら、サーモウールがこちら、
グラスウールがこちら、スタイロフォームがこちら、セルロースファイバーがこちら、
フェノールフォームがこちら、様々な断熱材温度、湿度を、記録し続けています。

結果は、
高性能断熱材も、安価な断熱材も、性能的に、どれもほとんど変わらない・・・
それどころか、月平均、年間平均では、外部の温度センサー平均値と変わらない事が判明。
当時は衝撃を受けました。

2018年から追加検証している、400ミリボックス断熱材実験でも、同じ値が観測されました。

これらのデータが示すことは、「断熱材は断熱していない」と言う事。
事実なら衝撃です。

しかし、仮に「断熱している」と考えた場合、その熱はどこに消えるのか?が問題になります。
もちろん、断熱材も熱を吸収しますが、密度が小さく軽い断熱材が吸収する熱量はしれています。
断熱材が熱を断っているとしたら、
断熱材内部で熱を消し去っている事になります。これはこれで問題です。
物理の、エネルギー保存則では、「エネルギーは無くならない!!!」が基本原則。
つまり、断熱材内部で、熱であるエネルギーが無くなる事は、、、、無い
つまり、熱は全量伝わっている!
伝わり方が幾分遅くなっているだけ・・・と考えると、全ての実験結果をウマく説明できます。

しかし、これが正しければ、断熱材に頼る建築は、間違えていることになります。
断熱材は必要なのか、不要なのか?答えを出せずにいた時に、設計士吉田が放った一言が
「無断熱材の家を作ろう」
でした。

「断熱材を使用しない家を建てれば真実が分かる!」

吉田の強い意見で、2020年11月に、東京モデルハウス無断熱材の家を着工。

翌、2021年2月10日 35坪2階建 3LDK アメリカンチックでオシャレな家が、
断熱材を一切使わずに完成しました。
さっそく、メインエアコンを取り付けて、計測開始。Air断がプログラム通りに動き始めました。
冬季の完成物件は、家全体が冷え切っています。
正しい性能が出るのは、暖房開始後1か月ほど経過してから・・・

しかし、我々が真っ先に驚いたのが床下温度の上昇でした。
Air断愛知モデルの床下温度は、15℃前後
しかしAir断東京モデル寒冷地versionでは、暖房開始後いきなり床下温度が7℃から18℃まで上昇
真冬の2月中旬、21℃まで上昇する事もありました。
床下に熱を捨てている!と言う人もいますが、床下から暖めているとも取れます。

さらにAir断は、ゆっくりと家全体を暖め、3週間後には昼間暖房を止めなければ、
汗ばむほど温度が上昇。1階も2階も、24℃をキープするようになり、
底冷えを感じる場所は一切ありませんでした。
さらに、東京モデルでは安価なアルミサッシを使用しています。
アルミサッシの欠点は、結露!ですが、スタッフが常駐してから、一度も結露は発生しませんでした。

「本当に断熱材は入ってないのか?」

来場したプロも驚く暖かさ!を発揮した無断熱材の家。

これが意味するのは、「断熱材はいらない」と言う事実。
もちろん、対流断熱Air断があれば!と言う条件が付きますが・・・
愛知断熱実験棟、Air断愛知モデル、Air断北海道モデルの実測データから
導かれた結果と同じ答え・・・。
しかし断言は出来ません。夏 どうなるのか?が残っています。

ただ、我々がこれまでの実験や実物実測データを検証して思うのは、
最近の家づくりは、コンピュータマシンカットや、材料の進化で、
気密性能が大きく向上しています。外部の空気を極限まで遮断する技術が進化した現在、
昔とは比べ物にならないほど、向上した建築技術によって、断熱材に頼ることなく、
高い断熱性能を発揮する家を、作れるようになっていた気がします。

だからと言って、無断熱材の家を推奨するわけではありません

「断熱材の性能ははどれも同じ」と言う事が分かれば、安価な断熱材でも安心して使用出来ます。
建ててからでは、取り換える事は出来ない断熱材、そして多くの人が、
どれにすれば良いのか?迷うのが断熱材です。
「断熱材はどれが良い?」
20年前 問われた質問に、我々は答える事が出来ませんでした。
今やっと答える事が出来ます。
「どれも一緒ですよ、だから、安ければ安いほどいいと思います。
だって、無くてもイーんですから」
と。

もちろん、我々の実験や実測が正しいとは言い切れません。
しかし、愛知モデル、北海道モデルや、東京無断熱材モデルのデータを見る限り、
高い確率で正しいと考えています。

これらの情報が、皆様の家づくりにお役に立てれば幸いです。

クローゼットのカビに関して!

湿度の高いエリアでは、梅雨の時期”カビ”の発生リスクが高まります。
特に、高価なブランド革製品は、真っ先に”カビ”が発生します。
防水防カビスプレーで保護する事をお伝えください。
桐のタンスなども、カビが発生しやすいです。

脱衣所、などで部屋干しを行なう場合は、扇風機を併用する事をお勧めしています。
湿度の高いエリアでは、Air断のファンだけでは対流が足りません。


カビやすいもの
※ブランドバッグ(革製品)
※ブランドコート
※革靴
※無垢フローリング(ソファーの下あたりでカビ)
※桐のタンス
※ダウンジャケット
※木製品(水を吸いやすい無垢製品)

底冷えのメカニズムを解説



C値0.1を達成した超高気密住宅で底冷え。

こだわりぬいた超高気密住宅、計測した値は、C値は0.1。
業界関係者も驚くC値をたたき出したものの、廊下で、脱衣場で、あちこちで底冷えが発生。

「心から落胆しました・・・」と語る工務店社長。

C値0.1、業界最高水準の超高気密住宅で、なぜ底冷えが発生するのか?
その発生メカニズム、そして、Air断が底冷えを回避する仕組みを解説します。

底冷えの主な原因は、コールドドラフト現象と呼ばれる冷気による下降気流だと言われています。
どれだけ気密性能がアップしても、底冷え、つまりコールドドラフト現象を回避することは出来ません。気密性能と底冷えは無関係だからです。

まず、底冷え、コールドドラフト現象のメカニズムを解説します。

冬は、サッシやガラスが冷たい外気に接触して冷やされます。
冷えたサッシやガラスに室内の空気が接触。
接触した空気は、すぐに冷たく冷やされ、下降気流となって下へ下がり、床一面に広がります。

この床一面に広がる冷たい空気が、”底冷えであり、コールドドラフトと呼ばれる現象です。

サッシやガラスで発生したコールドドラフト現象は、サッシやガラス一面を冷たい気流が覆って、暖気を寄せ付けません。暖かい空気と冷たい空気は混ざりにくい事が理由です。

サッシやガラスは冷気で覆われ、室内の暖気が接触出来ません。
暖気が接触しないので、サッシやガラスは外気同等まで温度が下がります。
この冷えたサッシやガラスに、室内の水蒸気が接触。一気に冷やされ水へと変化。
これが結露です。

さらに、床に広がった冷気は、床を冷やし、底冷えを発生させます。
そして、床一面に広がった底冷えの空気層は、暖気と混ざり合う事なく、逆に暖気を跳ね返します。これも暖かい空気と冷たい空気が、混ざりにくい事が理由です。
エアコンでどれだけ暖めても、底冷えの層は、暖気を跳ね返し、床面に到達できません。
暖かい空気と、冷たい空気、2層に分かれて鎮座し、冷たい空気は床面を徹底的に冷やします。
これが底冷えの主なメカニズムと考えられています。
だからこそ、床下の断熱材をどれだけ高価なものに変えても、基礎断熱をどれだけ行っても、どれだけ気密性能を高めても、底冷えの解消には繋がらないわけです。底冷えは、床下からではなく、サッシやガラスそして、壁から発生しているわけですから・・・。

そこで考えられたのがAir断です。

Air断は、このコールドドラフト現象で発生する下降気流を、壁に取り付けた換気扇で通気層へと吸い出します。
直接吸い出す事で、床を覆ったり、サッシやガラスを覆う下降気流が無くなります。
すると、室内の暖気が床やサッシ、そしてガラスに接触。
サッシやガラスを直接温めるので、温度が上昇し、結露が発生しにくくなります。
さらに、床に溜まる冷たい空気層が無くなるので、エアコンの暖気が直接床に届きます。床に届いた暖気は、床を暖めるので、底冷えの解消に繋がります。
「Air断」が暖かい!と言われるのは、このコールドドラフト現象の発生を抑えるからだと考えられています。

外気温1℃まで下がった状態で、窓際に置いた温度計を動画撮影しました。
温度が下がりやすい窓際でも、22℃を保つAir断住宅。
マイナス18℃まで下がる北海道でも、エアコンだけで室内24℃をキープし、底冷えは一切ありません。さらに、室内で鍋を楽しんでも、数人で同じ部屋に寝ても、一度も窓が結露した事がありません。

必ずしも、この解説が正しいとは言い切れませんが、愛知、北海道、東京モデルハウスのデータを見る限り、高い確率で正しいと考えています。
今後も各モデルのデータを解析して、ご報告させていただきます。