遮熱シートを使えばもっと効果があるのでは?
「遮熱シートを使えばもっと効果があるのでは?」
ご質問がありました。
遮熱シートとは、太陽光を反射するシートです。
紫外線や赤外線も反射するそうで、夏の温度上昇を抑える効果があるといわれています。
こちらは、遮熱シートではありませんが、鏡を使ったデータです。
6面全て鏡張りにしたボックス内部に、温度センサーを設置。
24時間、温湿度を記録しています。
遮熱シートではありませんが、太陽光、紫外線、赤外線を反射する効果は、遮熱シートを上回ります。
まず夏季データをご覧ください。
外気温は、最高37℃に達しています。
そしてこちらは、鏡張りボックス内部温度。最高40.7℃。
外気温度は日陰で測定しているので最高37℃ですが、鏡張りボックスは直射日光が当たる場所に置かれているので40.7℃まで上昇しています。
鏡が直射日光を反射しているにもかかわらず、40.7℃まで上昇。
ちなみに、同じ場所に置いてあるセルロース断熱材内部温度がこちら。
ほぼ同等の温度推移です。
つまり、太陽光を反射したからといって温度が上昇しないわけではないことが、グラフから読み取れます。
これは、反射した光が別の場所を暖め、そこに接触した空気が鏡張りボックスを暖めることで、温度が上昇するからだそうです。
宇宙空間に浮かぶ宇宙船であれば、反射した太陽光の影響を受けることはありませんが、地上では、どれだけ太陽光を反射しても跳ね返った光が当たるところが暖められ、そこに接触した空気が鏡張りボックスを暖めるので、意味がない!ということになります。
次に冬データをご覧ください。
1日平均が最も下がった1月24日。
外気温度も、鏡張りボックス内部も、セルロース断熱材も、どれもほとんど同じ温度推移です。
更に、ネオマフォーム断熱材がこちら。
発泡ウレタン断熱材内部温度がこちら。
スタイロフォーム断熱材内部温度がこちら。
グラスウールがこちら、ロックウールがこちら。
どれも差がありません。
これらの温度データを見る限り、夏も冬も遮熱シートが室内温度に影響を与えることはないと判断しています。
もちろん弊社の見解が正しいとは言い切れませんが、参考になれば幸いです。