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「アルミサッシは絶対に結露します!」
プロから指摘を受けました。
一般の家では結露します。
しかし、Air断では結露しません、その理由の一部を簡単に説明します。
ただし、以下の説明が、必ずしも正しいとは言い切れません。
物理的な部分で、表現に間違いがある事を前提に聞いて下さい。
空気中に含まれる水蒸気は、外気で冷やされたアルミサッシに付着すると、結露します。これは、気体から液体に変化する相転移と呼ばれる現象。
水から、氷に変化するのも相転移現象。例えば、水1リットルを、-20℃の冷凍庫で凍らせるには、8時間から10時間必要。
つまり相転移には、-20℃、ごく低温のエネルギーと、時間が必要となります。
もちろん、水蒸気から、水に変化する時も、低温エネルギーと時間が必要。
冷たいアルミサッシに一定時間付着する事で、水蒸気は結露して水に変化します。
この一定時間付着!がポイント。
Air断では、常にゆっくりとした対流が発生しています。この対流が、アルミサッシに一定時間付着する事を許しません。
壁に取り付けられた換気扇が、アルミサッシに付着する前に、水蒸気を通気層に放出。
これが、Air断の真骨頂。
アルミサッシでも結露しない理由だと判断しています。
更に怖いのが、壁内部に入り込む水蒸気!
水蒸気の大きさは、0.0000004o(ミリ)、圧倒的に小さな粒子。この粒子が様々な壁材を通り抜けて壁内部に侵入、結露して水滴になり、木部腐食の原因を作ります。
こちらは、Air断ではない、高気密高断熱住宅、セルロースファイバーを充填した8月壁内部の湿度グラフ。
セルロースファイバー壁内部でも、外部湿度と同等の湿度推移を確認出来ます。
この時の壁内部は、30.2℃、73.8%の湿度環境。
ここに、24.5℃のエアコン冷気が直撃すると、たちまち壁内部で結露が発生するとても危険な状態です。エアコンから吹き出る冷気は18℃前後と言われるので、壁にエアコン冷気が直撃する場合、壁内部で結露が発生していると判断出来ます。
対してこちらは、Air断愛知モデル8月外部湿度と壁内部湿度グラフ。
一目で、壁内部湿度が低い事が分かると思います。
この時の壁内部は、29℃、38%の湿度環境
この環境では、12℃のエアコン冷気が直撃すると、壁内部で結露が発生する計算。
エアコンから吹き出る冷気は18℃前後の冷気が直撃しても、結露しないと判断出来ます。
Air断が、アルミサッシでも結露しない理由。
壁体内結露も抑制する理由。
細かな部分の説明が、全て正しいとは言い切れませんが、参考にしていただいたら幸いです。