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「無断熱材の家は、どうやって作ってる?」

お電話をいただきました。

「無断熱材の家は、どうやって作ってる?」

静岡県の工務店社長からの電話でした。

「普通の在来工法住宅の作り方と同じです、ただ、断熱材が無いだけです」

「外壁から、何を使っているか、順番に言ってみろ!」

「ですから、普通の家と同じです、ただ断熱材が無いだけですけど・・・」

「断熱材が無いのは違法だぞ!!」

「いえ、断熱材が無くても違法ではありません。現に確認申請も下りてますから・・・」

「確認申請は、ちゃんと見てないだろ、知らないのか?断熱材が無いのは違法なんだ」

「いえ、違法ではありません、神奈川で80年続く老舗工務店のトータルハウジング、久野社長が腕によりをかけて作ってくれた力作です、違法なわけないです、何なら久野社長に詳しく説明してもらいましょうか?」

「そもそも、通気層に空気を入れたら、結露するんだ、知らないのか?」

「いいえ、結露しません、してません、確認しています。」

「どうやって確認したんだ!」

「ファイバースコープで何度も確認してます。」

「フフフ・・・ファイバースコープなんかで分かるわけないだろ、目に見えないようなカビが生えてくるんだぞ!」

「目に見えないようなカビなら、別に問題ないんじゃなないでしょうか?」

「ダメに決まってるだろ、それが広がるんだ、知らないのか?」

「広がったら目に見えるじゃないですか!今のところ目に見えるようなカビも、広がりも、全くありませんが!」

「第一、冬は結露でビタビタになるぞ、5.6年すると、とんでもない家になるぞ」

「すでに、愛知モデルは7年経過してます、先月ファイバースコープで確認しましたが、前年と全く同じで綺麗な状態でしたよ。」

「だから、ファイバースコープじゃわからねぇって言ってんの、隅々まで見えねーだろ」

「いえ、ちゃんと見えますよ」

「だいいち、断熱材の実験は、どうやって実験したんだ?」

「300ミリ角のボックスに断熱材を入れて・・・」

「そんな実験じゃダメだろ、そんな実験で『性能が変わらねぇ』って言ってんのか?ちゃんと家で実験しろよ」

「実際の家でもデータを取ってますよ、愛知県には、断熱材実験棟、外断熱実験棟、愛知モデルハウス、鉄筋コンクリート、北海道モデル、そして東京モデル、さらに、加盟工務店が建てたモデルなどでデータを取ってます。全く変わりませんよ。」

「北海道?・・・断熱何を使ってるんだ?」

「グラスウール100ミリです、基礎断熱やってません、エアコンだけで暖房してますが、家じゅう24℃で快適ですよ」

「北海道でも、真冬通気層に空気を出してるのか?」

「当然通気層に空気を送り込んでます、」

「そんな事したら、凍結して壁が壊れるぞ、そんな事もしらないのか?」

「いえ、結露しないので、凍結しないんです。-18℃まで下がった時も、結露もしてませんし、凍結もしてません。」

「どうやって確認したんだ?」

「ファイバースコープで・・・」

「だから、ファイバースコープは見えねぇって言ってんの!」

「見えますよ、見えなきゃ意味がないと思うんですが・・・」

「だいたい、この辺でもエアコン暖房じゃダメなのに、北海道でエアコン暖房って、嘘もほどほどにしろっ」

「嘘じゃありません、本当にエアコン暖房だけで温かいんです」

「お前が体感したのか?」

「いえ、私は体感してません」

「なら、わからねーだろ!嘘つくんじゃねぇ・・・」

「嘘はついてません・・・・」

「うるせぇ、2度と電話してくるなっ・・・」

「電話してません、そちらから電話がかかって来たんですよ・・・」

「プチッ・・・・・」


住所と名前は分かってます。
電話はしませんが、資料を郵送して、直接説明に伺うべきか検討しています。

私たちが正しいとは限りません、ただ、今までの考え方とは違う断熱方法なので、信じられないのも理解できます。
同じテーブルで話し合えば、より理解が深まるのでは?と思っている次第で・・・。

「真空断熱材なら効果あるんじゃ?」



「真空断熱材なら効果あるんじゃ?」

「真空断熱材でも熱は伝わります・・・」

「真空断熱材をご存知ですか?
真空断熱ボトル”サーモス”は、24時間経っても冷めないそうです。真空断熱材を使えば、エアコンなど使用しなくても快適な家が出来るのではないでしょうか?」

ご質問がありました。
真空断熱材、存じ上げております。
高性能断熱材の熱伝導率が、0.02w/mkに対して、0.002w/mk
一桁違う、まさにけた違いの断熱性能を持つ断熱材です。

ただし、真空部分の熱伝導率です。
周辺、そして、表面からは熱が伝わります。
(真空断熱材の部分は熱を通さないが、それを包み込むステンレス部分は熱を素早く通す。これをCGで表現。)

真空断熱材”サーモス”も、真空でない部分から熱は伝わります。
こちらが、真空断熱材サーモスを、日の当たる場所に放置して、内部の温度変化を測定したグラフです。
(真空断熱材サーモスがベランダに置かれている状態を撮影して表示、グラフも表示)
薄茶色が真空断熱材サーモス内部の温度、青色が外気温度です。

8月25日がこちら・・・
外気温度の上下に連動して、真空断熱材サーモス内部温度も上下しています。決して真空断熱材サーモス内部温度が、外気温度の影響を受けていないわけではありません。ほぼ、リアルタイムに外気温度の影響を受けています。
8月26日がこちら・・・
8月27日は、最高温度が56.2℃を記録
そして翌日8月28日は最高温度57℃を達成。
真空断熱材と言えども、熱は伝わる事が見て取れると思います。

「24時間経ってもお湯が冷めない」

水は、身近な物質の中で最も熱しにくく冷めにくい物質です。
それが気密性の高い、真空断熱材のポット目一杯に入っていたら、熱が逃げにくいので、さらに冷めにくくなります。
家の場合、家の中にお湯をたっぷり入れるわけではありませんよね。
家の中にあるのは、空気です。
そして、空気は、身近な物質の中で最も熱しやすく冷めやすい物質です。

サーモスの様な、気密性能が極端に高いポットでも、内部が空気だったら、外気の影響を受けて温度が上下するのですから、気密性能が悪い家の場合、どれだけ高性能な真空断熱材を使用しても、効果は無いと判断します。

真空断熱材は、真空の部分は熱を通すことはありません。
しかし、それを取り囲む金属が熱を通します。
真空断熱材、蓄熱断熱材、高性能断熱材、どれも、素材で熱を遮断する仕組みですが、熱が消えてなくなるワケではなく、結局、熱は伝わります。
素材ではなく、対流で熱が流れる方向を変えるAir断が、現時点では最も断熱性能が高いと判断しています。

Air断で家を建てるには?



Air断で建てるには、Air断取り扱い工務店に依頼するのが最も簡単です。
しかし、Air断取り扱い工務店が近くに存在しない場合は、Air断では建てられません。
そこで、次のサービスを開始しました。

まず、建てたい場所、建てたい大きさ、間取り、そして建築時期をお伝えください。
Air断に最適な基本プラン図を無料で作成します。
その後、近隣50〜100社の工務店に、プラン図を配布し、Air断コンペに参加していただきます。

A工務店
「今回は忙しいので、見送ろう」
B工務店
「その時期なら丁度仕事が切れる時期なので、参加するか!」
C工務店
「この間取りなら、こないだ間違えて発注し在庫になったユニットバスが使えるよなぁ〜、
あの在庫使ってもらえるなら、この価格で入札!っ」
「社長ッ、この価格安いっすねぇ〜、うちで決まりますよッ・・・」
「お前が間違えて発注したんだろ、少しは反省しろッ・・・」

自社の状況に合わせてコンペに参加出来るので、工務店の負担も下がります。
また、広告宣伝費や、営業コストがかからない分、さらにコストが下がります。

通常5社に相談すると、5社それぞれの特色を生かしたプランと見積もりが提出され、プロの私たちでも、比較が困難です。
しかしAir断コンペの場合、基本プランに沿った見積もりなので、比較が簡単。最も安価な工務店が、その時期最も安価に建ててくれる工務店と判断出来ます。
これには、かなりメリットがあるのではないでしょうか?

数社と打ち合わせをして、気に入った工務店と契約。
もちろん、心配事は遠慮なくご相談ください。

「地盤調査をしたら、地盤が弱い事が分かって、地盤改良費用が170万円追加になるそうなんですが、どうしたらいいでしょうか?」

「地盤調査報告書見せてください、うーん、N値2.5程度であれば、ベタ基礎で十分だと思いますよ。
愛知モデルも、北海道も東京も、同じような報告書でしたが、一切地盤改良していません。
一般的な木造2階建であれば、ベタ基礎で十分なんですが、心配ならAirアンカー使用しますか?沈下したら持ち上げればいい・・・」

様々な心配事に、第三者的立場でアドバイスします。

さらに建築中は、
「この部分にも、防水テープ施工してもらえませんか?」

「こんなところに防水テープが必要なの?雨水は入らないでしょ!なんで??」

「雨水は入りませんが、空気が入り込むんです。ここは丁寧にお願いします」

「すいません、こにはコーキングを塗布してもらえませんか?」

「ボンドじゃ駄目なの?」

「ハイ、ボンドは、数年後、割れた時に気密性を失うんです。弾力性のあるコーキングじゃないと、5年後、10年後の気密性を担保出来ないんです。」

10年後、20年後、30年後を見据えて、可能な限り「メンテナンスフリー」で、耐久性を高める切り札をお伝えします。
そして、負圧設計のAir断だからこそ知り得た、気密漏れの巣窟個所を徹底的に指導。超長期的に気密性を低下させない工夫もお伝えしています。

もちろん、完成時には気密テストを行ない、問題個所を再チェック
問題があれば、手直しして、再度チェック・・・。気密漏れが無くなるまで行ないます。

引き渡し後は、水分センサーが、壁、床下の、雨漏り結露をチェック
水分を検知したら、お知らせして注意喚起を促します。

気になる料金に関してです。
ホームリサーチへの支払いは一切ありません。
ホームリサーチは、契約した工務店から、Air断費用をいただくことで、これらのサービスを運用しています。
つまり、お客様は無料で第三者アドバイスを受ける事が可能。
もちろん、Air断コンペを途中でやめる場合も、費用は一切かかりません

いかがでしょうか?

Air断取り扱い工務店が無いエリアの皆様、ご活用いただければ幸いです。

最後に…

※基本プラン図は、最初のたたき台です。
ご自由に変更してください。

※コンペでは、お客様の氏名、住所、建築場所は公表しません。
ご安心下さい。

水分センサーに関して



こちらは、北海道モデルハウスAir断カレンダーです。
温湿度、換気扇稼働状態、そして、壁体内水分センサー値が記録されています。
万が一壁体内水分センサーが反応すると、青色のバーがカレンダーに表示されます
北海道モデルハウスでは、まだ一度も壁体内水分センサーの反応は記録されていません。

こちらは東京モデルハウスAir断カレンダーですが、8月19日に北側壁面で、反応がありました。
こちらの青いバーが、壁内部で水分の発生を示します。
北側に取り付けたセンサーが15時から20時まで反応。
当時雨は降っていないので、結露と考えて間違いありません。
反応と同時に、全てのファンが動いて、結露を抑え込んでいます

そしてこちらは、愛知モデルハウスAir断カレンダーです。
今年は7月10日と、8月15日に反応がありました。

「この程度か!」と思うかもしれませんが、
愛知モデルハウスの2020年がこちらです。
7月は8日間、9月は2日間、10月は2日間水分センサーの反応がありました。

さらにさかのぼり、2019年がこちら!
2月は1日、3月は4日間、4月は7日間、5月は3日間、6月は7日間、7月は18日間、10月、11月はそれぞれ1日、水分センサーが反応しました。
さらにその前の2018年。1月は2日間、5月は2日間、6月は24日間、7月は24日間、8月は8日間、9月は25日間、10月は22日間、11月は7日間、12月は4日間反応しています。
これは全て結露です。
一般住宅では、この発生した結露が長期間とどまり、木部を少しずつ腐食していきます。
しかしAir断住宅では、結露発生と同時に、各ファンが一斉稼働し、通気層の水分を乾燥させます。安心ですよね。

ただ疑問は、なぜ結露が多発する年と、しない年があるのかですよね。

実は、結露の多い年は、決まって台風がたくさん発生しています。
愛知モデルハウスでは、2018年、2019年共に台風が直撃しました。
その後数か月間、壁内部では連日結露が発生しています。

台風が運び込む湿った空気は、思った以上に、結露リスクを高めていると想定しています。

今後も検証を深めご報告させていただきます。

魔法瓶実験を追加!

「魔法瓶実験データが無いけど!」とご指摘を頂きました。
一定期間測定を終えたので、取りやめていましたが、アンコールを受け、
7月25日から再開しています。
今回は魔法瓶ではなく、写真の電気ポットで測定しています。
(電源は入っていません)
住宅検査 ホームリサーチ
魔法瓶実験を追加!


住宅検査 ホームリサーチ
魔法瓶実験を追加!


7月26日のデータでは、外気温度38℃時に、48℃まで上昇しています。
外気温度の低下と共に、電気ポット内部温度も急低下。
「断熱性能が高いポット」と書かれていましたが、以前の魔法瓶同様
あまり変化はありません。
1年間測定し、新型電気ポットや、高性能魔法瓶が出たら、交換して測定を続ける予定です。

「なぜ外気温度よりも、電気ポット内部温度が上昇するんだ?」
太陽光が直接照り付ける事で、電気ポット外側が50℃近くまで上昇します。
この太陽光の影響を受けて、内部温度も上昇していると推測しています。

夏季のカビに関して

愛知モデルハウスでは、夏季の“カビ”に悩まされます。
革製品、コート、イグサ系座布団、出入りしない部屋の無垢材フローリング面では、たびたびカビが発生しました。
カビの発生メカニズムは、夏季水蒸気を含んだ空気が室内に入り込み、それを、革製品、コート、イグサ系製品が吸い込んでカビを誘発していると推測しています。

しかし、同じ状態の北海道モデルハウス、東京モデルハウスでは、カビは一度も発生していません。

「湿度が違うのでは?」

北海道も東京モデルも、愛知モデルと変わらない“絶対湿度”であることを確認しています。(夏季20g/㎥程度)

愛知モデルと、北海道、東京モデルとの違いは、吸気の場所です。
愛知モデルは、初期物件だったので、1階天井の様々な場所から吸気を行なっています。
さらに、天井カセットエアコンなので、吸気した空気全てがエアコンを通っているわけではありません。

逆に、北海道、東京モデルハウスでは、エアコン上部だけに吸気口を設け、エアコンで除湿した空気が入り込むように設計しました。
さらに、愛知モデルでは、引き違いサッシを多用しています。
北海道、東京モデルでは、引き違いサッシはありません。
FIX窓や開き戸タイプの窓だけなので、サッシから空気が入り込む事はありません。

さらにもう一つ、愛知モデルには、基礎パッキン部分の不織布がありません。
北海道、東京モデルハウスでは、セットした不織布が、カビ菌を排除していると想定しています。

今季東京モデルには、愛知モデルで毎年カビが発生した『革のカバン』と『革靴』を持ち込み、テストしています。
9月3日時点で、カビは発生していませんでした。
追加検証として、愛知モデルでは、水切り下部の不織布を取り付ける工事を行ない、来年のカビ発生テストをする予定です。
入り込む水蒸気を減らす事は出来ませんが、カビ菌を減らす事が出来れば、同じ湿度でも、カビの発生を抑える事が出来るのでは?と想定しています。

今後も検証を進めて報告します。