その他

地盤改良は必要なのか?

「地盤改良が必要だと言われましたが、本当に必要なんでしょうか?」

弊社モデルハウスは、3件とも「地盤改良が必要」と言われましたが、一切行っていません。
万が一沈下した場合、沈下修正を行う事にしてあります。

現在はベタ基礎が主流です。
そして、建物荷重も少なくなっています。
35坪瓦屋根でも、総重量50トン程度です。
一般的な基礎の面積は63u
50トン÷63u≒0.79365トン(1uあたりの建物荷重)
ここで一般男性の足の大きさを求めます。
0.25m(長さ)×0.07m(幅)×2(両足)=0.035u
0.79365トン(1uあたりの建物荷重)×0.035u(一般男性の足の大きさ)≒0.0277トン=27.7キログラム

つまり、約28キロの男性と変わらない荷重しかないわけです。
ちなみに私は、同じ足の大きさで70キロあります。
50トンの家の2.5倍の荷重がある事になります。
「70キロの男性が、雨の日にその土地に立って、めり込むようなら注意が必要」
と言う目安がありますが、2階建ならある程度信じても良いと考えています。

ただ、「絶対に地盤沈下は許さない」と思うのであれば、地盤改良をお勧めします。
ただし、地盤改良を行っても、地震による沈下は全く保証されません。
そして保証期間は最長でも20年です。

地盤調査会社に「地盤改良が必要」と言われても、家の荷重や大きさを管理設計士と協議して、「万が一沈下したら、自己負担で修正を行う」と言う条件であれば、地盤改良の必要はありません。
あくまでも、2階建、平屋に関してです。
そして、周辺道路や土地の経緯を管理設計士と協議して判断する事が重要です。

「グラスウールより発泡ウレタン断熱材の方が、施工も簡単でミスも少ないので良いのでは?」とのご質問をいただきました。



動画の発泡ウレタンは、2年間放置したものです。
(直射日光に当たる外部で放置)
“黄変”と呼ばれる現象で、全体の色が変化しています。
さらに、切断した面はボロボロに壊れていきます。
発泡系断熱材の特徴だと言われています。
紫外線や赤外線の影響で変化する事が原因のようです。

壁内部の断熱材の場合、紫外線の影響は受けにくいと思いますが、赤外線の影響は受けると考えられます。
10年、20年の、超長期スパンで考えると、ウレタン系断熱材の劣化は考慮する必要があると思います。
(エアコン内部に使用される発泡ウレタン系断熱材も、20年で交換が必要なほどボロボロに壊れます。)
壁内部は比較的太陽光の影響を受けにくい場所ですが、屋根断熱などに使用する場合、換気口から入り込む太陽光の影響を受けやすく、劣化の影響を受けると思います。

この点、グラスウール断熱材は、劣化しにくいと判断しています。
(築10年の壁内部グラスウールを検査した時に、新品と変わらないグラスウールが出てきました。結露被害を受けない限り、グラスウールの劣化は少ないと判断できる検査でした)

「エアコン近くに取り付けられた換気扇、及びダクト内部で結露が発生するのでは?」 とのご指摘がありました。

こちらは北海道モデルハウス、今夏常時使用した換気扇です。
3台がほぼ連日動いていました。
(温度設定により動かない時間帯もありますが)
ダクト内部の動画がこちらです。

目視でも確認しましたが、ダクト内部にカビなどは一切見当たりませんでした。
結露が発生した痕跡も見当たりませんでした。
また、同時に2月から稼働しているエアコンフィルターがこちらの動画です。
住宅検査 ホームリサーチ
「エアコン近くに取り付けられた換気扇、及びダクト内部で結露が発生するのでは?」 とのご指摘がありました。



掃除する気がしないほどキレイな状態でした。

「床下の空気は汚い」
と言うイメージがありますが、外気を直接吸い込むよりも数段奇麗な状態で入り込むのが床下の空気です。
空気を直接吸い込む一般的な換気扇の場合、ホコリや虫までも吸い込んでしまいます。
Air断は、基礎外周部全体から、フィルターを通して、ユックリと空気を取り入れるので、虫はもちろんホコリも吸い込みにくいのが特徴です。
さらに基礎内部の通気壁を上昇する時に、重いホコリは上昇する事が出来ず、クリーンな空気だけが室内に入り込む事になります。
これが、半年経過しても「エアコンフィルターを新品時と同等」に保つAir断の仕組みです。
今後も半年毎にフィルターチェック動画をアップする予定です。

愛知モデルハウス 2020年夏の室内温度

2020年7月はリビングに加え、2階2部屋のエアコンを付けています。
合計3台での冷房。
どの部屋も快適温度。
しかし、電気代は2018年リビング1台稼働時よりも低かった・・・。

理由は、通気層の対流だと想定しています。
1階リビングだけの冷房時は、2階通気層に空気が流れにくくなっていたのでは?
今回、2階エアコンを使用した事で、通気層の空気が流れやすくなり、外部熱を効果的に遮断したと想定しています。


カビに関して

カビに関して

梅雨時期になると、革製品にカビが発生する事が報告されています。
カビが発生するエリアでは、必ず外気湿度が90%を超えています。
このエリアでは、床下サーキュレーターの設置を促しています。
また、革製品に関しては、梅雨に入る前にクリームなどを塗るとカビの発生が抑えられるようです。
革製品は、油分が飛ぶことで水分を吸収し、水分が増える事でカビが繁殖しやすくなるそうです。
革製品は、適切な手入れを行い、箱や布袋に入れて保管する事が望ましいと判断します。(特に高価なブランドバッグなどは、真っ先にカビが繁殖するそうです)

断熱材平均比較データ

断熱材実験データの平均を比較しました。

「断熱材の性能はどれも同じ」

高価な断熱材も安価な断熱材も、性能面ではさほど変わらない!
事が、実験中の平均データから見えてきました。
断熱材測定実験では、それぞれの断熱材を、400ミリ角のボックスに入れ、その中心に温度センサーを配置。
24時間365日計測を続けています。
断熱材内部で、どのような温度変化を起こすのか?を細かく測定。


こちらは、2019年8月11日、断熱材内部の平均温度です。
グラスウール     32.01℃
スタイロフォーム   32.97℃
フェノールフォーム  32.00℃
発泡ウレタン     31.90℃
セルロースファイバー 33.24℃
平均温度が最も高かったのは、スタイロフォームではなくセルロースファイバーでした。
しかしその差は1.34℃。この1.34℃の差の中に、測定した全ての断熱材が入り込む、まさにどれも同じような性能…と言えます。

こちらは2020年1月11日、冬の断熱材内部の平均温度です。
グラスウール     10.64℃
スタイロフォーム    9.11℃
フェノール      10.04℃
発泡          9.84℃
セルロース       9.65℃
スタイロフォームが最も温度が低く、グラスウールが最も温度が高い結果でしたが、その差は1.53℃。こちらも、どれも同じような性能と言えるのではないでしょうか?

さらに、2019年8月一カ月平均がこちら。
グラスウール     30.61℃
スタイロフォーム   31.43℃
フェノールフォーム  30.64℃
発泡         30.68℃
セルロース      31.65℃

最小値はグラスウールで、最大値はセルロースファイバー、しかしその差は1.04℃

こちらは2020年1月の平均。
グラスウール     10.96℃
スタイロフォームが   9.91℃
フェノールフォーム  10.49℃
セルロースが     10.20℃
発泡ウレタン     10.28℃

最小値がスタイロフォームで、最大値がグラスウール、その差は1.05℃

さらにこちらは、2019年6月から2020年6月までの1年間平均。
グラスウール     20.06℃
スタイロ       19.85℃
フェノールフォーム  19.70℃
発泡         19.71℃
セルロース      20.16℃

最大値がセルロースで、最小値がフェノールフォーム、その差は何と0.46℃。
0.46℃の間に5種類の断熱材年間平均温度が入り込む、まさにどれも同じ状態でした。

これは、400ミリ程度の断熱材厚みでは、断熱材の限界値を超え、外部熱量の大半が、内部まで伝わっているからだと判断しています。

「断熱材はどれも同じ・・・」

弊社が断熱材に疑問を持ち、2008年から簡易的な測定実験を開始し、2014年から実験棟での本格的な測定、2016年からは実際の家でも測定、そして同じ環境での断熱材比較実験を経てたどり着いた答えです。

もちろん、室内が常に一定温度を保つ冷蔵庫のような環境では、断熱材の性能の差が少なからずあらわれると思います。
しかし、24時間換気による室内換気、ドアの開け閉め、降り注ぐ太陽光の影響を受ける「家」の場合、断熱材による断熱性能の差はほとんど現れないと判断しています。

ただし、あくまでも”400ミリ角”のボックス内部の温度データです。
「家」の環境とは違うので、「家」で同じ事が起きるとは限りません。