その他

耐震性はどう考えていますか?

「耐震性はどう考えていますか?」

以前のコメントも参照してください。
免震装置や減震装置に関しては?

現在の2階建木造住宅であれば、震度7級の巨大地震にも耐えられると想定しています。
長野地震や熊本地震で現地調査を行いましたが、新耐震基準で建てられた家の損傷は多くはありませんでした。
また、損傷した家は、地滑りやがけ崩れなどによる被害でした。
2000年以前に建てられた家の損傷が激しく、2000年以降に建てられた家で、損傷した家を発見することは出来ませんでした。
(弊社現地調査では)

さらに、震度7エリアに巻き込まれる可能性は、0.02%と計算されています。つまり99.98%震度7のエリアに巻き込まれない!と言えると思います。

それだけ最大震度7エリアは小さい!と言えると思います。

こちら熊本地震で、山が崩れ落ちた写真です。
古い家は総崩れしていました。
住宅検査 ホームリサーチ
耐震性はどう考えていますか?


住宅検査 ホームリサーチ
耐震性はどう考えていますか?


こちらは、家の下で断層が発生したケース。
住宅検査 ホームリサーチ
耐震性はどう考えていますか?


こちらは長野地震、こちらも古い家は、総崩れしてました。
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耐震性はどう考えていますか?


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耐震性はどう考えていますか?


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耐震性はどう考えていますか?


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耐震性はどう考えていますか?


しかし、震源地にも関わらず、全く損傷ない家も多数ありました。
住宅検査 ホームリサーチ
耐震性はどう考えていますか?


住宅検査 ホームリサーチ
耐震性はどう考えていますか?


損傷がない家は、新耐震基準で建てられた家です。
新耐震基準で建てられた家の強さが理解できると思います。

これらの現場検証から、新耐震基準で建てられる現在の家であれば、耐震性をさらに高める必要はないと判断しています。
そして、「震度7クラス」の揺れのエリアに入る確率が極めて低い事からも、新耐震基準以上の耐震性は不要だと考えています。
※あくまでも、これまでの現場調査に基づいた推測です。

「アトピーが治るんですか?」

「アトピーが治るんですか?」

治りません。
”花粉症が緩和された!”
とか
”アトピーの症状が出なくなった!”
などの報告はありますが、Air断が起因しているとは判断出来ません。

「乾燥肌なんですが・・・」

エアコン暖房は、一切加湿しないので、加湿器を併用するか、石油やガスファンヒーターを使用すると良いと思います。
ただし、加湿器に関しては、大型加湿器を推奨します。
大量の換気を行うので、加湿器も大型が必要です。
(室内を加湿すると、衣類などが水分を含み、カビなどの原因に繋がります。極度の加湿は避けて、保湿クリームなどで対応する事も良いかと思います。)

「常に湿度60%以上無いと、喉の調子が悪くなるのですが・・・」

現状のAir断では対応不可能です。
冬場の暖房を、石油やガスファンヒーターに切り替えて、加湿器で加湿しても、常に60%以上の湿度を確保するのは困難だと思います。

Q&A

Q
「冬はエアコンを付けなくても、室温が高いのか?夏は低いのか?」

A
「エアコンを付けなければ、冬は下がり、夏は上がります。」
 夏は、
 “ギり、冷房なしでも乗り切れる”
 と言う人がいますが、弊社は無理だと思います。
 しかし冬は、暖房が必須です。
 (25℃を適温とすると、夏は上昇してもプラス15℃程度。
  冬は0℃以下になるケースを想定すると、-25℃下がります。
  夏はギリ我慢出来ても、25℃差の冬は我慢出来ません)
 夏も冬も、冷暖房は必要です。
 ただし、一般住宅よりも夏の温度が上がりにくく、冬の温度が下がりにくい特徴があります。

Q
「Air断が停止した場合、Air断の付いていない家と比べると、換気が悪くなるのか?停止した場合そのままで良いのか?」

A
「Air断は24時間換気を兼ねます。なので、Air断が動かなければ、他の家より換気が悪くなると思います。また停止した場合は、施工した工務店にご相談下さい。すぐに復旧作業に入ります。」

Q
「Air断が壊れた場合交換できるのか?その時の費用は」

A
「引き渡し後5年は無償交換となります。保証延長料金3万円をお支払いいただければさらに10年間無償交換を延長しています。」(トータル15年)
それ以降壊れた場合は、壊れた部分の交換となります。
現時点で、壊れたケースはありません。ただし、落雷で壊れたケースはあります。この場合、火災保険で全額保証されます。

Q
「湿度はどうなるのか?」

A
エアコン暖房の場合、室内の空気を繰り返し暖めます。
これにより室内はカラカラに乾燥するそうです。
一般的なエアコン暖房の場合、1時間に1000㎥の空気を循環させながら暖めます。
Air断は、計算上1時間に1200㎥の空気を入れ替えるので、乾燥させる事なく循環させるのが特徴です。

Q
「花粉症ですが、花粉はたくさん入って来るのか?」

A
花粉が“入り込む”“入り込まない”は、環境によって変わると思います。
Air断は、クリーンルームなどと同じ負圧設計なので、入り込んだゴミ、花粉、菌などをいち早く外に排出するのが特徴です。
しかし、近くに大量の花粉が発生する環境の場合、やはり入り込んでくると思います。
「着床する前に、外に吸い出す」
と言っても、大量の花粉には対応できないかもしれません。
近くで大量に花粉が発生するような環境の場合、Air断は不向きだと思います。

【実際に家を3つ建てて、断熱性能を比較してみた】の動画に関する質問の答え

「【実際に家を3つ建てて、断熱性能を比較してみた】

の動画をご存知ですか?
御社の実験結果は矛盾してませんか?
断熱材の種類で性能は違ってくるのが当然だと思いますが」


質問を受けました。動画も確認しています。
以前にも解説しましたが、今回も解説します。

実際に建てた家は、縮尺した家ですよね。
内部住居部分が、幅、奥行き共に53pだと言ってます。
この状態で、
一〇工務店仕様は壁19p   床下14p 天井23.5p
三〇ホームは  壁14p   床下 8p 天井16p
住〇林業は   壁10.5p 床下10p 天井21p
の厚みで実験しています。
住居の幅が、奥行きが53pに縮尺してあるわけなので、壁も縮尺する必要があります。
一般的な住宅を、幅10メートル、奥行き10メートル、30坪程度と仮定すると、縮尺は約19分の1です。(10メートル÷53p≒19)
つまり、壁、床下、天井の断熱材厚みも、19分の1に縮尺する必要があります。

一〇工務店仕様は壁10ミリ  床下7ミリ 天井12ミリ
三〇ホームは  壁7.3ミリ 床下4ミリ 天井 8ミリ
住〇林業は   壁 6ミリ  床下5ミリ 天井11ミリ
に厚みを縮尺して実験する事が必要だと思います。
しかし、グラスウールなどをミリ単位で正確に切り分けるのは難しいです。
そこで、一般的には、出て来た温度データを19分の1に換算します。

10℃差が生じた場合は、19分の1、0.52℃の差が生じた!と判断するのが妥当です。
1℃未満の差は、誤差範囲となるので、「差が生じない」と判断出来ると思います。

仮に模型実験と同じ性能の家を作るには、(幅10メートル、奥行き10メートルの場合)

一〇工務店仕様は壁3m61p 床下2m66p 天井4m46p
三〇ホームは  壁2m66p 床下1m52p 天井3m4p
住〇林業は   壁1m99p 床下1m90p 天井3m99p

の断熱材厚みが必要になります。
不可能とは言いませんが、断熱材費用だけでも1000万円軽く超えると思いますし、構造的な問題もクリアできない可能性があります。


追伸:
断熱材の厚みが同じなら、建物の大きさが、小さくなればなるほど性能が高まり、大きくなればなるほど、断熱性能は下がります。
さらに、通常35坪〜40坪程度の、一般的な家の場合、断熱材の厚みを100ミリにしても、200ミリにしても、ほとんど影響はありません。
理由は、家の大きさ対して、100ミリ、200ミリ断熱材は、あまりにも薄すぎる事です。

断熱材で断熱性能を高めるには限界が来ていると思います。
(断熱材を1m以上厚くすれば別ですが)

ガス給湯器かオール電化 長期的に見た場合

「ガス給湯器が良いの?それともオール電化?どっち??」
問い合わせがありました。
弊社の見解をお伝えします。
あくまでも現状での弊社の見解です。

オール電化の場合、電気温水器が必要になります。
この電気温水器ですが、現在は安価に販売されています。
が、
短いと8年で交換が必要になります。
水が貯まるタンクなので、良く持って10年〜12年だそうです。
(筆者の家は13年で水漏れ、交換しました)
交換時に50万円支払いました。

もちろん今後も12〜13年周期で電気温水器の交換が必要になります。

半面ガス給湯器の場合、15年〜20年ほど持つそうです。
部品の交換などで対処できるケースもあります。
さらに、ガス給湯器の交換は17万円ぐらいで可能です。

これらをトータルすると、毎月の基本料金を考えてもガス給湯器の方が良いのでは?と考えます。

つまりガスと電気の併用です。

ただし、家内部はオール電化、IHクッキングヒーター使用が良いかと思います。
安全性が高いのと、火事の心配が少ない事。
給湯だけをガスに頼るライフライン設計がベストではないかと考えています。
現在建設中の「無断熱材の家」東京モデルハウスは、給湯だけガスで、家内部ではオール電化となっています。
むやみやたらにお湯を作らない「ガス給湯器」の方が、超長期で見ると安いと考えています・・・。

(家族構成などで違ってくるので、建てる工務店にご相談下さい)

「YouTube断熱性能比較動画をどう説明しますか」

【実際に家を3つ建てて、断熱性能を比較してみた】
というYouTube 実験動画をどう説明しますか?
〇条工務店の断熱性能が優れてると思いませんか?


と質問を受けました。
そして動画を確認しました。
実際に建てた家は縮尺模型ですよね。
大きさ的には80p角程度だと思います。
この縮尺スケールは、実際の家からすると10分の1程度の縮尺です。
問題は、断熱材の厚みが全く縮尺されていない事です。
これでは、断熱材が少しでも厚い方が、断熱性能が高くなるだけです。
実際の建物と同等の比較をするには、
壁190ミリ→19ミリ
といった具合に、縮尺に合わせて、壁の厚みも変える必要があります。

動画と同じ縮尺模型を、実際のスケールで建てるには、
壁断熱材厚み1m90p
屋根断熱材厚み2m30p
床断熱材厚み1m40p
となるので、建築不可能だと思います。
(作る事は出来ますが、最も安価な断熱材費用でも1000万円を超えますし、施工費用も500万円ぐらいかかります。さらに、基礎が高床式になるので、基礎工事も200万円程増加します。そして屋根部分が2m30p増加するので、構造的問題も出て来ます。現実的ではありませんが、もし作った場合、実験動画と同じような温度推移になると思います)


また、開口部や24時間換気なども考慮する必要があるので、ご指摘の実験から実際の建物を想定する事は問題があると判断します。