その他

「通気層が雪に埋もれたら、雪かきが必要ですよね!」



「通気層が雪に埋もれたら、雪かきが必要ですよね!」

はい、雪かきは必要ですが、よく見ると、通気層部分から排出される空気で、雪が解けていました。

少しわかりにくいですが、通気層部分は、空気の逃げ道が形成されている感じです。

外に逃げ出す空気が、雪を溶かしていると想定しています。

しかし、とりあえず、
住宅検査 ホームリサーチ
「通気層が雪に埋もれたら、雪かきが必要ですよね!」



住宅検査 ホームリサーチ
「通気層が雪に埋もれたら、雪かきが必要ですよね!」



住宅検査 ホームリサーチ
「通気層が雪に埋もれたら、雪かきが必要ですよね!」



住宅検査 ホームリサーチ
「通気層が雪に埋もれたら、雪かきが必要ですよね!」


こんな感じで雪かきはしています。

今年は少し雪が多いです!

対流型ストーブ2台による結露実験! 外気-7.5℃、極寒の北海道で、驚きの映像・・・



「対流型ストーブ2台による結露実験を行ないました。
時は12月23日、外気温-7.5℃まで下がった北海道。」

「室内に入ります。玄関、いきなりの24.9℃、外気との温度差32.4℃・・・暖かいを通り超えていて、暑いです」

「手前に見えるのが、12畳用対流型ストーブ」

「奥が17畳用対流型ストーブ、この2台が、大量の水蒸気を発生させています。
そして、発生した水蒸気は、通常であれば、窓ガラスやサッシに接触して、大量の結露が発生します。
北海道の場合、この結露水が凍って膨張!水道管をも破壊する膨張力が、建物を内部から破壊します。
この為、燃焼系暖房機器の使用はご法度!が、北海道の通常」


「時刻は明け方6時14分」

リビング温度は29.7℃、暑すぎます・・・」
脱衣場も29.7℃、メチャ暑い・・・」
浴室は、26.2℃、鏡に映り込んでる通り、暑すぎで、担当者はTシャツで撮影しています。」

「2階に移動しますが、2階では一切暖房機器は動いていません

2階北側洋間Aは、24.8℃
「2階北側洋間Aに暖気を送り込んでいる排気口温度が24.5℃

2階南側洋室Bは、25.1℃
「2階南側洋間Bに暖気を送り込んでいる排気口温度が26.9℃

2階主寝室が24.8℃
「2階主寝室に暖気を送り込んでいる排気口温度が27℃

「1階に降りて、各窓の結露を調べます
 キッチンペーパーで、ガラス、そして窓を拭いていき、結露の有無をお見せします」

玄関ヨコ、トイレ、ともに一切結露していません

リビング窓一切結露していません

窓全て、サッシにも、一切結露はありませんでした・・・

「-7.5℃の時に、対流型ストーブで結露するか?実験。
 Air断では一切結露しませんでした・・・・」

 ッツーカ、対流型ストーブだけで、Tシャツでも暑すぎる室内でした・・・」


「こちらは、室内に空気を取り入れる「通気壁」の温度測定結果です。
フロア付近が24℃前後、天井付近では28℃前後
空気が室内に入り込む吸気口付近では、32.4℃まで上昇しています。
つまり、-7.5℃の外気が、32.4℃、温度差40℃で室内に入り込んでいるわけです。だから、大量に換気しても暖かい!
空気の入れ替えを常に行っているから、対流型ストーブでも空気が汚れない!
対流型ストーブ、凄い・・・・っ」

最後に、通気層内部に結露が発生していないか?を、ファイバースコープで撮影しました。
奇麗なドウブチ、そして防湿シートが映っていて、結露の跡は見当たりません。

2万円台の対流型ストーブ2台で、室内を夏に変えてしまう。
対流型ストーブ、凄いッ。。。。

東京モデルハウス無断熱材の家!小屋裏換気、失敗に関する情報。



「小屋裏換気は、外部に排出した方が良いのでは?」

以前から、多くの先輩方に指摘されていました。
Air断は、初物件から、全て小屋裏換気を、通気層に排出する設計。
小屋裏に入り込んだ空気を、妻側の通気層に排出しています。
これを、外部放出にした方がよいのでは?
と言った指摘を受けていました。

夏季、小屋裏の温度は50度以上に上昇します。
「妻側通気層に排出するよりも、外部に排出した方が、小屋裏温度が上がりにくいのでは?」
先輩方の意見を取り入れ、東京モデルハウス無断熱材の家では、
Air断で初めて外部放出に切り替えました。


ところが、夏季の2階温度が、30℃を超える想定外の温度を記録。
リビングエアコン1台での冷房なので、ある程度、
温度が上昇する事は想定していましたが、30℃を超えるとは思っていませんでした!

「小屋裏換気の外部放出が問題なのでは?」

すぐに対策を検討。
現在取り付けてある外部放出の換気扇を、内部から撤去。
完全に蓋をして、その横に、通気層排出の換気扇を新たに設置。


こちらがその温度推移です。
7月23日は、外部放出。
そして7月24日は、通気層放出。
2階の温度は一気に3℃近く低下。
この日以来、どんなに外気温度が上昇しても、2階温度が30℃を超える事は無くなりました。

理由をご説明します。
Air断は、通気層に排出した空気が、小屋裏に入り込み、
さらに通気層に排出されて、エアーカーテンのような流れを形成していました。
しかし、小屋裏換気扇が外部放出に切り替わった事で、
エアーカーテンが形成されなくなり、対流効果が「弱まった」
と想定しています。

もちろん、この想定が正しいとは言い切れません。
しかし、正しいと想定して、さらに対流効果を高めた大阪モデルハウスを建設しています。
想定が正しければ、Air断史上最も対流効果が高いモデルハウスが出来上がります。
結果はAir断マガジンでお知らせいたします。

この情報が、皆さまの家づくりのお役に立てれば幸いです。

「東京モデルハウスのQ値、Ua値はいくつですか?」



Q値 Ua値に関して質問がありました。
東京モデルハウス無断熱材の家は、Q値11.37 UA値3.35、省エネ基準、不適合の判定が出る、
圧倒的に断熱性能が悪い家となっています。
東京モデルハウス建築エリアでは、Ua値1以下、結露発生を抑え込むには、
0.6以下のUa値でなければ、省エネ基準を満たす事にはなりません。
そんなエリアで、Ua値3.35、圧倒的低性能住宅が、東京モデルハウスです。


Q値に関して言えば、11.37、最近の畜舎、犬小屋にも劣る断熱性能です。
しかし、夏涼しく、冬暖かい、結露が発生しない、エコな住宅です。

Q値もUa値も悪いのに、なぜ断熱性能が高いのか?
これは、Q値、Ua値が、一部の状態を示す数値だからです。
もちろんQ値、Ua値が悪いわけではありません。
これまでの家であれば、Q値、Ua値を知る事で、家の性能を把握出来ました。


しかしAir断は、家を空気が対流する事で、状態が変化しています。
家の外周部の通気層を、冷暖房した空気が対流する事で、四季に応じて変化します。

Air断がフル稼働する冬季、夏季では、対流による断熱性能が極めて高くなります。
しかし、秋季、春季は、換気をメインとするのでフル稼働はしません。
したがって断熱性能は下がりますが、秋季、春季に断熱性能を求める必要もありませんよね。
さらに、取り入れる空気は、床下熱、壁内部熱、天井熱を奪って室内に入り込むので、
当然、温度が変化しています。

そして、家中に取り付けた換気扇は、壁に接触した空気を真っ先に吸い出します。
この、壁に接触した空気は、夏は最も温度が高い、
冬は最も温度が低い、家にとって最も不都合な空気。

この空気を吸い出す事で、断熱効果を高め、
安価なアルミサッシでも結露しない環境を作り出しています。

一部の切り取った数値では、性能を把握できないのがAir断住宅です。
もちろん、変化する数値を計算する方法もありません。
そのため、従来の計算に基づけば、
Q値11.37
UA値 3.35

非常に悪い数値となってしまいます。

少しでも、皆様の家づくりの参考になれば幸いです。

「Air断は、Q値、Ua値、C値はどれくらいを想定してますか?」ご質問がありました。



Q値、Ua値、C値に対する、弊社の見解をお伝えします。
弊社独自の見解なので、必ずしも正しいとは言えない事を前提にお聞きください。
まずQ値から・・・
Q値は、熱損失係数と言われ『どれくらい熱が逃げにくい家なのか』を表す数値として使われています。『Q値が小さい家 = 熱が逃げづらい家』となります。


『Q値 は、(各部の熱損失量の合計 + 換気による熱損失量の合計) / 延べ床面積』
で求められます。

しかし、延べ床面積で割るのは、正しい断熱性能を示していない!との意見が多く、2013年省エネ基準改定により、Q値に代わってUa値が用いられるようになりました。

『Ua値 = (各部の熱損失量の合計) / 延べ外皮面積』で求められます。

建物の延べ床面積ではなく、延べ外皮面積から算出されるUa値は、正しい断熱性能を知る指標となります。
しかし、Ua値の算出方法では、換気による熱損失量を含まないので、24時間換気による熱損失は無視されます。
つまり、どちらも一長一短、正確な家の断熱性能を示せているわけではありません。

次にC値です。
『C値は、住宅全体のすき間の合計面積/延べ床面積』で求められます。

C値は、値が小さければ小さいほど、隙間が少ない、高気密な家となります。
C値は、計算ではなく、実際の家を測定する事で求められます。
測定時、シャッターや雨戸は閉め切り、24時間吸排気口は目張りをします。

しかし、問題は、日常生活下での開口部や24時間吸排気口から漏れ出す空気です。

こちらは、気密性の高い樹脂サッシに、室内から水をこぼしている動画です。
どれだけこぼしても、あふれる事なく、水が外に、漏れ出ていますよね。
動画の家は、C値0.9、ソコソコ気密性の高い住宅ですが、それでも、水がこれだけ漏れ出すわけです。
水が、これだけ漏れ出ると言う事は、空気なら、なおさら漏れ出ている事になります。
冬季、室内温度が上昇すると、空気が膨張!
室外との温度差が高ければ高いほど、空気は膨張し、引き違いサッシの隙間から漏れ出します。
C値は、この日常生活における開口部から漏れ出す空気を想定していません。

さらに、Q値、UA値も、これら漏れ出す空気を、一切無視して計算されています。

家は、人の出入り、窓の開け閉め、開口部から自然に漏れ出す空気により、冷暖房熱を失います。
さらに、24時間換気の義務化により、2時間に一度、室内全体の空気を入れ替えなければなりません。

Q値、UA値、C値が示す、壁や隙間から逃げ出す熱よりも、はるかに多くの熱が、24時間換気や開口部から逃げ出しているのです。
この、24時間換気 吸排気経路、そして、開口部からの熱損失経路を見直さなくては、どれだけQ値、UA値、C値が優れていても意味を成さないのです。

Q値、Ua値、C値は、家の部分的な性能を数値化したものに過ぎず、実際の、住環境を反映してるワケではないことを理解した上で、参考にすべきだと考えています。
どれだけQ値、Ua値、C値が優れていても、夏は蒸し暑く、冬は結露が発生し、底冷えに悩まされる家が多いのですから・・・


こちらの動画は、Air断住宅における、玄関ドアの開閉に連動するファンの動き、そしてエアーカーテンの動きです。

ドアを開けると、玄関から空気を取り入れないように、全ての室内ファンを緊急停止。
同時に、上部のエアーカーテンが連動して、室内の冷暖房熱が外に逃げないように工夫してあります。
出入口は全てこの様な工夫、そして、引き違いサッシを使わない工夫。
これらの工夫が、開口部からの熱損失を大幅に軽減しています。

さらに、Air断住宅は、24時間換気が定める、2時間に1度ではなく、10分に1度、部屋の空気を入れ替えながら、独自の給排気経路により、大幅に断熱性能を高めています。

だからこそ、安価な断熱材を使用した北海道モデルハウスでも、エアコン暖房だけで、室内ポカポカ。
断熱材を一切使用していない東京モデルハウスでも、エアコン暖房だけで、室内ポカポカを実現しています。

結露が発生せず、底冷えに悩まされない、ほこりが少なく、空気がきれいな家づくりは、Q値、Ua値、C値を下げることではなく、他の工夫があってこそ成し遂げられる結果だと感じています。
少しでも、皆さまの家づくりの参考になれば幸いです。

「夏涼しいなら、冬は寒くなるのでは?」



「超高断熱住宅と、高断熱住宅と、無断熱材住宅の温度比較結果をお伝えします。」
の動画をご覧になった方からの質問です。

夏涼しければ、冬は寒くなるのでは?そんなイメージが湧きますよね。
Air断東京モデルハウス、無断熱材の家では、夏季の夜間、エアコンを止めなければ、肌寒くなるほど温度が下がります
こちらのグラフのように、断熱関連費用600万円をかけた、断熱モンスター物件よりも、
Air断東京モデルハウス、無断熱材の家の方が、リビング平均温度は2.2℃も低いワケですから、
冬季は寒くなるのでは?と思うのは当然です。


詳しく解説いたします。
夏季は、室内平均温度が、外部平均温度を上回ります
家が、太陽光で直接熱せられることが原因です。
弊社が実測したデータでは、新潟の物件で、小屋裏温度、最高57.2℃を記録しています。
この熱が、家全体に伝わる事で、外気平均温度よりも、室内平均温度が上昇します。
そして冬季も、室内平均温度が、外気平均温度よりも下がる事はありません。
家の室内平均温度は、冬季も夏季も、外気平均温度よりも高いのが特徴です。
特に、夏季の室内温度は、外気よりもはるかに、高温になります。
しかし、Air断住宅では、夏季最も温度が低い床下の空気を、家全体に送風させる事で、家全体の温度上昇を抑制、涼しさのベースを作ります。
冬季は、最も温度が高い床下の空気を、家全体に送風させる事で、家全体の温度低下を抑制、暖かさのベースを作ります。
東京モデルハウス無断熱材の家は3月完成の為、3月の平均温度で比較したデータをご覧ください。
参考の為に、3月の外気平均温度が3.6℃の極寒の北海道データを追加しました。
ご覧いただきたいのは、断熱関連費用600万円、断熱モンスターと呼ばれた物件の小屋裏平均温度と、Air断北海道モデルハウスの小屋裏平均温度が3.2℃しか変わらない事。
外気平均温度は、7.6℃低いにも関わらずです。
そして、Air断愛知モデルハウス、さらには無断熱材のAir断東京モデルハウスの小屋裏平均温度の方が、断熱モンスター物件よりも高い事です。
小屋裏平均温度が高い事は、家を暖めるベース温度が高い事を意味します。
大量の断熱材で覆い囲んだ断熱モンスター物件は、Air断愛知モデルハウス、Air断東京モデルハウスの小屋裏平均温度よりも低い。
つまり家を暖めるベース温度が低い事を意味し、それがリビング平均温度22.4℃、24℃設定のエアコンで暖め切れていない事に繋がっていると想定しています。

さらにこちらのデータは、2020年12月〜2021年2月の冬季3か月間の、断熱モンスター、Air断愛知モデルハウス、Air断北海道モデルハウスの平均温度比較データです。

ご覧いただきたいのは、断熱材で覆いつくした断熱モンスター物件の外気平均温度が4.9℃、小屋裏平均温度5.3℃、外気平均温度と0.4℃しか変わらない事。

つまり、小屋裏が、外気平均温度と変わらない!事になります。断熱材で覆い隠しているのにも関わらず・・・


対するAir断愛知モデルハウスは、外気平均温度より3.7℃高くなっています。


さらに通気層を工夫したAir断寒冷地バージョンで作った北海道モデルハウスは、外気平均温度より8.2℃も高くなっています。
これは、Air断寒冷地versionが要因だと考えていますが、それを、今季のAir断東京モデルハウスが示してくれることになります。

通気層に空気を送風する事で対流を形成。この対流がエアーカーテンとなり、冷気の侵入を抑え込む。
だからこそ、極寒の北海道でも、安価な100o断熱材で、底冷え無し、エアコンだけで全室暖かい環境を作り出せると思っています。

弊社の想定が、必ずしも正しいとは言い切れませんが、さらなる検証を進めご報告させていただきます。