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-19.5℃!北海道モデルハウス、最低温度を記録した日!



2022年1月31日、外気温度が、北海道Air断モデルハウス観測史上最低温度を更新しました。
Air断温湿度データは、−19.5℃を記録していました。
こちらが、その時の外気温度です。
今季5度目の−15℃以下、そして、観測史上最低温度でした。

この時の床下温度は、−2℃。
外気温度よりも17.5℃高い温度。
小屋裏温度は、なんと3℃、外気温度よりも22.5℃高い温度です。

この温度が家を結露被害から守ります。


北海道スタッフ佐久間が出社時には、−19℃だった外気温度ですが、動画を撮影する頃には−16.5℃まで上昇したそうです。
北海道モデルに入ると、玄関は15.5℃。いつもは20℃近くありますが、何度か出入りしたので、さすがに温度が下がっています。それでも15.5℃、外部との温度差は32℃!
もちろん暖かい。

リビングに移動すると、21.8℃、脱衣場20.9℃、浴室18.6℃・・・

エアコン暖房は、外気温度が下がれば下がるほど、暖気を作り出す性能が下がります。
特に、家庭用電源では、−10℃が能力の限界!
-15℃になると、暖房能力は一気に低下し、−20℃に達すると、暖める能力を、冷やす能力が上回り、設定温度に達しなくなると言われます。

北海道Air断モデルハウスのエアコン設定温度は24℃、つまり、設定温度に達していませんが、リビング21.8℃であれば、頑張った方だと思います。
もちろん、外気が、−25℃、30℃と下がれば、エアコンだけでは能力不足になります。
そのような時は、補助的に、対流型ストーブを追加すれば、たちまち全部屋温度アップ。家の中で、寒さを感じる場所はどこにも無くなる事は実証済み。
そして、こんな状態でも、窓ガラスにも、サッシにも、一切結露はありませんでした。


基礎断熱無し、断熱材はオールグラスウール100ミリで、外気が−20℃に迫る中、エアコンだけで室内22℃をキープ出来るのは驚きではないでしょうか?

こちらは、この日の通気壁の温度です。
フロアー付近が20℃、徐々に上昇し、天井付近で21.5℃、さらに吸気口付近では24℃まで上昇している事がお分かりいただけると思います。

さらにこちらが、この日の小屋裏写真。
結露してる様子も、結露した痕跡もなく、引き渡し当時の綺麗な状態を維持しています。

超高気密高断熱住宅、樹脂サッシ、トリプルガラスでも、結露が発生します。
気密性、断熱性を高めれば高めるほど、高まる結露リスク。
現時点で、気密性、断熱性を高めても、結露が発生しない家づくりは、Air断だけだと判断しています。

これらの情報が、これから家を建てる人のお役に立てれば幸いです。

雪のAir断!



雪のAir断!

こちらは、無落雪屋根で作った、北海道Air断モデルハウスです。
Air断は、通気層部分に雪が積もったらどうするの?
とご質問を受けました。

かなりの雪が積もりましたが、外周部Air断通気層部分は、ほんのり雪が解けていました。
除雪は必要だと思いますが、家のすべての外周部が、雪で覆われるわけではないので、吸排気はできていると判断しています。

また、室内吸気口から入り込む空気の量も、以前と変化していません。
除雪が不要だとは言えませんが、頻繁に除雪を行なう必要はないと考えています。

これらの情報が、これから家を建てる皆様のお役に立てれば幸いです。

旭川在住のお客様が北海道Air断モデルハウスを見学!



旭川在住のお客様が北海道Air断モデルハウスを見学!

絶賛、絶賛、大絶賛!のお話。

1月16日、旭川から2時間かけて、北海道Air断モデルハウスまで来場いただきました。
雪道の中、本当にありがとうございました。
(本当は1月15日予定でしたが、悪天候のため、1日延期してまで来場いただきました。本当にありがとうございました)
40歳代ご夫婦!
玄関22℃、暖かい!本当だ・・・」
弊社の動画を見てくれていて、間取りや、温度計の位置まで把握してくれているお客様でした。
脱衣場23℃、浴室22℃、本当に暖かい!
リビングに移動
窓を触って、「窓が暖かい、うちは窓が冷たいんです、オマケに結露するし。」
本当に、結露してないし、結露の痕跡も無い、凄い・・・」

「2階も、どこに行っても暖かい、底冷えも全然感じない、本当に凄い・・・うちは、底冷えするんです、オマケに結露するし。」

担当佐久間が、エアコンフィルターをその場で外して、「3年になりますけど、これ1度も掃除した事が無いんです」
「ほんとだ、動画と同じ、綺麗…すごい」

「フィルターも凄いけど、本当にホコリが少ない、私喘息持ちだから、助かる・・・」
奥様に絶賛いただきました。

3時間近く室内で雑談。
最後に、「湿度10%台なのに、全ッ然乾燥を感じない、本当に、過乾燥してないんだぁ、凄い」
乾燥が無い事にも絶賛して頂けました。

「すぐに建てるわけじゃないけど・・・」

良かったです、すぐに建てると言われても、現状北海道では対応工務店がいないので!

「北海道にも、数社選べる工務店が増えてくれると嬉しいのだけど」

難攻不落の北海道、必ず開拓して見せますので、今しばらくお待ちください。

「本当は、宿泊したかったんです!でも、家を空ける事が出来なくて・・・」

是非、次回は宿泊してください。
ただし、夜間の環境は、昼間と全く変わりませんよ。

さらに、数名で鍋を囲んでも、一切結露しませんし、対流型ストーブを使用しても、二酸化炭素濃度はあがりません。
お泊りの際には、是非“鍋”を楽しんでください。もちろん鍋はご用意してありますし、対流型ストーブもご用意してあります。

見学いただきありがとうございました。

北海道モデル宿泊体験「寒かったからエアコン温度を上げました」



北海道モデルハウス宿泊体験のお客様から、
「少々寒かったから、エアコン温度を上げました」
と感想がありました。
住宅検査 ホームリサーチ
北海道モデル宿泊体験「寒かったからエアコン温度を上げました」



お客様は、「Tシャツで過ごせるような室内」が希望だったそうです。
もちろん、エアコン設定温度を上げれば可能です。
しかしエアコンの欠点は、設定温度を上げてもすぐには上がらない事。
最低でも1時間はかかります。
さらに、外気温度が低ければ低いほど、2時間、3時間と時間が必要。

一般的なエアコンは、適温25℃に対して、±15℃を、適正能力範囲としているそうです。
プラス側は、40℃をマックスとして、それ以上になると、冷房能力はガクンと落ち、電力消費量は倍増!
外気温度が45℃を超えると、室内設定温度に冷房する事が出来なくなるそうです。

しかし、日本では41℃を超える温度は観測されていません。
つまり、プラス側は、ほぼほぼエアコン冷房の能力範囲内に収まります。

問題は暖房です。

外気温度が10℃が、エアコン暖房の能力範囲!意外にも能力範囲が狭い事に驚きですよね。
外気温度が5℃、適温より20℃下がると、暖房能力はガクンと落ち、消費電力が倍増!
「今年の冬の電気代、去年の2倍だった!」と言う声を聞いたりしますが、昨年の設定温度と同じでも、外気温度が下がれば、消費電力は倍増するのがエアコンです。
さらに、外気温度が0℃、適温より25℃下がると、暖房フルパワーでも、設定温度に暖房する事が出来なくなると言われています。

外気温度0℃は、簡単にあり得る話ですよね。
ここがエアコン暖房の弱点。
外気温度が下がれば下がるほど、暖房能力が下がり、消費電力がアップするエアコン。

さらに致命的な弱点が、適温より30℃下がる、外気温度−5℃、氷点下に達した時です。
室外機ラジエーター部分で発生する結露水が凍結し、ラジエーターを覆い隠すことで、暖房能力が停止する事。
これを回避するのが、寒冷地仕様のエアコン。
外気温度がマイナスになると、室外機を暖めて、凍結した結露水を解かし、暖房を継続します。
この室外機を暖める作業が、さらに電力を消費します。

そして、さらに致命的な弱点が、適温より35℃下がった時、外気温度−10℃の場合、フルパワーでも、設定温度に達しなくなると言われています。
家庭用電力の限界点!が−10℃前後だそうです。

お客様が宿泊された日は、外気温度−15℃まで下がった、家庭用エアコンでは限界値となる極寒の夜。

リビングをTシャツで過ごせる25℃超えまで上昇させるには、温度を40℃上昇させる必要があり、家庭用電力では限界値だった気がします。

寒い思いをさせて、心からお詫びいたします。

次回からは、簡単に室内温度を25℃以上に出来る『対流型ストーブ』を、補助暖房として常設しておきます。
寒いと感じたら、遠慮なく対流型ストーブをご使用ください。
外気温度がどれだけ下がろうと、一気に室内温度を25℃以上に引き上げ、Tシャツでも十分な環境を作ります。

もちろん、CO2濃度も上がらず、結露が発生しない環境も体感できると思います。
お時間があれば、是非次回もう一度ご体験いただければ幸いです。

お忙しい中の宿泊体験、本当にありがとうございました。

エアコン電気料金に関して

「先月の電気代、4万円を超えたんだけど・・・」

去年と同じ設定なのに、電気代が倍増!
オール電化でよく聞く話です。
これは、“外気温度”の低下が原因です。

オール電化、エアコン暖房は、外気温度に左右されます。
適温を25℃とすると、エアコンが安価に冷暖房出来る温度は、プラスマイナス15℃と言われています。

つまり、外気温度が、上は40℃、下は10℃の範囲内で、安価な冷暖房を可能にするそうです。

外気温度が、40℃を超える事は滅多にありませんよね。
つまり、夏季は比較的安価に、冷房出来ます。
しかし問題は冬季です。
安価に暖房できる温度は、外気が10℃以上・・・。
10℃以下になると、暖房能力に陰りが出始めるそうです。
夏季で例えると、外気温度40℃を超える猛暑日!冷房にも陰りが出ますよね。
そんな温度が、外気10℃以下・・・

さらに、外気が5℃に下がると、適温から20℃下がる事になり、暖房能力がガクンと落ち、電力消費量がガツンと上がります。
夏季で考えると、外気温度が45℃に達した状態
想像を絶する、経験した事のない猛暑!
エアコンマックス、電気料金爆増にもうなづけます。

さらに、外気温度が0℃に下がると、適温から25℃下がる事になり、エコな暖房など不可能、暖房能力の限界すら超え、消費電力最大となります。
夏季で考えると、外気温度が50℃に達した、異次元の領域。
冷房も追いつきませんよね。

さらに、外気温度が−5℃、氷点下に下がると、適温から30℃下がる事になり、室外機で発生した結露水が凍結、暖房が停止します。

その為、凍結した結露水を解かすための、霜取り運転を行なったり、寒冷地エアコンであれば、室外機を電熱線で直接温めます。
これがさらに電力を消費し、電気料金がはね上がります。
夏季で考えると、外気温度55℃!外を歩ける状態ではなく、冷房も機能しないと考えられます。

2022年は、10年に1度と言われる厳しい冬でした。
その為、エアコン設定は同じでも、外気温度の低下により、電力消費量が倍増!
驚いたお客様が多かったのではないでしょうか?

反面、燃焼系暖房機器は、外気温度の低下にさほど影響されることはありません。
どれだけ外気温度が下がっても、暖房能力が下がることなく、安定した暖房を可能にします。

「ならば、燃焼系暖房機器の方が良いのか?」

エアコン暖房には、外気温度の低下に左右されるデメリットがあります。
しかし、暖冬時期には、エコな暖房が出来る事は事実。
5年に1度、10年に1度のような寒い冬には、エアコンと、燃焼系暖房機器を併用する事が、最もエコな暖房だと考えています。

これらの情報が、これから家を建てる人のお役に立てれば幸いです。

高性能断熱寝袋は外気−10度でもぐっすり でも家の場合は?



「高性能断熱寝袋は、外気−10℃でもグッスリ眠れる事を知らないのか?断熱性能が高いほど、グッスリ眠れるんだ!断熱材は必要に決まってる!」

弊社の「断熱材はあっても無くても同じ」と言う動画を見て、ご質問がありました。
ごもっともでございます。

ただ、家の場合は、少し違う事を説明させてください。

高性能寝袋は、人をスッポリ包み込みますよね。
この時、人の体積に対する、高性能寝袋の体積比率は109%。
人の体積よりも多いのが、高性能寝袋の体積です。
同じように家の体積と断熱材の体積比率を求めます。

断熱材を通常通り100ミリとすると、
35坪2階建ての場合、体積比率は7.8%程度。
77坪2階建ての場合、5.2%。
逆に30坪2階建てになると、9.8%になります。

断熱材の厚みを全て2倍に変更しても、
35坪2階建てで15.6%
77坪2階建てで、10.4%
30坪2階建てで19.6%。

高性能寝袋の断熱比率109%には、遠く及びません。
つまり、家の断熱材は、厚みが全く足りていない!
高性能断熱寝袋の断熱材厚みは、4センチほど。
これが10分の1の4ミリしか無ければ、あっても無くても同じ、とても寒い!ですよね。

これが、「家にとって、断熱材はあっても無くても同じ!」と言う表現の理由です。

そして、家の場合、200o以上に壁厚を増やす事も困難。
土地の広さに対して建てられる建物の大きさは決まっているため、壁厚を増やせば増やすほど、部屋が狭くなります。

断熱材の厚みを増やすことなく、断熱性能を高めるには、断熱材に頼らない断熱方法が必要になります。

その結果生まれた工法がAir断です。
断熱材は、家が大きくなればなるほど、断熱材の体積比率が下がり、断熱性能も下がります。
しかしAir断は、家が大きくなっても、ファンの数を増やす事で、断熱性能を維持します。

断熱材ではなく、対流で断熱するからこそ、「断熱材はあっても無くても同じ」と表現しています。
ご理解ください。

この情報が、これから家を建てる人のお役に立てれば幸いです。